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公開:2024.01.16

ファミリークローゼットの実例紹介!メリット・デメリットと注意点も解説

ファミリークローゼット

ファミリークローゼットは家族分の衣類を一か所にまとめられ、スムーズな家事動線を叶えられると人気の間取りです。

しかし、どこに配置すればいいのか、どのようなシーンで役立つのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ファミリークローゼットのメリットとデメリット、採用する際の注意点を解説したのち、導入実例を紹介します。

ファミリークローゼットは、サイズが大きすぎると逆にデメリットになることも。

本記事を参考に、ご自身のライフスタイルに合わせた適切なサイズと配置を見つけていきましょう。

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ファミリークローゼットとは?

ファミリークローゼット

家族全員分の衣類をまとめて収納できるクローゼットを「ファミリークローゼット」と呼びます。

各個室に設けられるクローゼットと区別されており、共用スペースから出入りできる間取りが特徴です。

ファミリークローゼットは主に、2つのタイプに分けられます。

  1. 個室タイプで出入り口が1つの「ウォークインタイプ」
  2. 出入り口が2か所以上あり通り抜けできる「ウォークスルータイプ」


衣類だけでなく大小さまざまな荷物を収納できるファミリークローゼットはメリットが多く、子育て世帯や共働き世帯からの人気を集めています。

設置場所や広さは住まいによりさまざまです。ファミリークローゼットのある間取りを参考にしたい方は、当社の施工事例ページをご覧ください。

【関連記事】おしゃれなウォークインクローゼット!失敗しないためのポイントを紹介

 

ファミリークローゼットの3つのメリット

ファミリークローゼット

ファミリークローゼットを採用するメリットを3つ紹介します。

  1. 家事・生活動線を短くできる
  2. 大きな荷物もまとめて収納できる
  3. 支度をスムーズに済ませられる

 

メリット①:家事・生活動線を短くできる

家事と生活動線を短縮でき、暮らしが楽になる点が一番のメリットです。

特に、ファミリークローゼットをランドリールームの近くに設けることで、洗濯動線を大きく改善できるでしょう。取り込んだ洗濯物をまとめて収納できるうえに、各収納場所を行き来する時間を短縮できます。

玄関近くもおすすめの配置です。身支度を整えて外出するまでの動線が短くなることや、帰宅してからすぐに着替えられるため、リビングや自室を往復する手間が省けます。

ライフスタイルに合わせて配置することで、家事や普段の生活がグッと楽に感じられるでしょう。

【関連記事】もう悩まない!洗濯の時間が驚くほど減る完璧な間取りと仕組みづくり!

 

メリット②:大きな荷物もまとめて収納できる

ファミリークローゼットは衣類だけでなく、大きな荷物の収納にもぴったりです。

家族全員分の衣類を収納できるスペースが確保されているため、棚やパイプの配置によっては、大きな荷物を効率的に収納できます。

たとえば、クーラーボックスやスーツケースなど頻繁に使わない荷物や、クリスマスツリーや扇風機など季節物のアイテムを保管できる点がメリット。

注文住宅であれば棚の配置を自由に決められるため、保管したい物がある場合は、あらかじめスペースを確保しておくとよいでしょう。

 

メリット③:支度をスムーズに済ませられる

ファミリークローゼットを玄関近くに配置することで、身支度を整えた後、外出までの動線を短縮できます。

また、家族分の着替えをまとめて準備できることもメリットです。

小さなお子さまがいるご家庭では、ご自身の着替えと合わせてお子さま分も用意できるため、忙しい朝の支度時間を短縮できるでしょう。

身支度は毎日繰り返される作業の1つ。ファミリークローゼットを設置することで、支度における動線や時間の短縮を実現できるのです。

ファミリークローゼットは、ご家族の生活パターンを踏まえて設置場所と広さを決めることが大切です。暮らしに馴染むファミリークローゼットの設置例を参考にしたい方は、当社の施工事例ページをご覧ください。

 

ファミリークローゼットの3つのデメリット

リビング、ファミリークローゼット

ファミリークローゼットはメリットだけではありません。次の3つのデメリットを理解して、設置を検討しましょう。

  1. ある程度の広さが必要
  2. プライバシーの確保が難しい
  3. 朝は混雑する場合がある

 

デメリット①:ある程度の広さが必要

ファミリークローゼットの設置には、収納量に見合った広さを確保する必要があります。

とはいえ、大きければ大きいほどよいわけではありません。

限られた面積の中では、ファミリークローゼットを設置することで、ほかの居住スペースが狭くなり暮らしが窮屈になる恐れがあるからです。

収納する物の量を調整したり別途収納スペースを用意したりして、必要な広さをきちんと把握することが大切です。

 

デメリット②:プライバシーの確保が難しい

個人で衣類を管理したい方にとっては、プライバシーの確保が難しいファミリークローゼットをデメリットに感じる場合があるでしょう。

たとえば、思春期にさしかかったお子さまがクローゼットの共有を不満に思ったり、着替えスペースを設けたファミリークローゼットの出入りに抵抗を感じたりするケースが挙げられます。

将来のことを踏まえて、個室にクローゼットを設置しておくなどの対策が求められるでしょう。

 

デメリット③:朝は混雑する場合がある

出勤や通学時間が重なりやすい朝は、支度の際にファミリークローゼットが混み合うことも。

混雑を避けるためにも、どのタイミングで・誰が使うのかを把握して、スムーズに動けるよう工夫しなければなりません。

クローゼット内に長く留まらないよう見やすく手に取りやすい配置にしたり、通路が狭くならないよう整理整頓したり、日ごろの使用方法について考えておく必要があります。

衣類をまとめられて便利な一面もありますが、ライフスタイルによっては使いにくくなる可能性がある点に注意してください。

ファミリークローゼットは、ご家族の生活パターンを理解して、設置場所と広さを決めることが大切です。実際にファミリークローゼットを採用している間取りを見たい方は、当社の施工事例ページをご覧ください。

 

ファミリークローゼットで後悔しないための注意点

ファミリークローゼット

ファミリークローゼットを取り入れて後悔しないためには、以下の点に注意しましょう。

  • 適切な広さと設置場所を確保する
  • 収納方法を工夫する
  • 個室への設置を検討する


ファミリークローゼットの面積が広くなるほど居住スペースを圧迫してしまうため、必要以上のスペースを確保しないよう注意してください。同時に、家族それぞれの動きやすさを考慮した位置に設置することで、スムーズな家事・生活動線を確保できるでしょう。

また、収納する物は季節やライフスタイルにより変化するものです。荷物の量やサイズに合わせて配置を変えられる可動棚や、コートやスーツを吊るせるハンガーパイプの長さを工夫しましょう。

お子さまの成長に伴うプライバシー確保の観点から、個室へのクローゼットの設置を検討しておくことも大切なポイントです。

暮らしやすさを目的に、ファミリークローゼットを導入するご家庭が増えています。工夫を凝らした導入例を参考にしたい方は、当社の施工事例ページをご覧ください。

 

ファミリークローゼットを取り入れた間取り実例3選

ここでは、ファミリークローゼットを取り入れた間取り実例を3つ紹介します。配置やサイズにお悩みの方は、家事動線や活用方法に注目してみてください。

  1. 北欧インテリアを楽しむ、ナチュラルカラーの優しいお家
  2. インダストリアルな世界、魔法の家事ラク動線
  3. 家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家

 

実例①:北欧インテリアを楽しむ、ナチュラルカラーの優しいお家

リビング横ファミリークローゼット>>このお家の全ての写真を見る


「北欧インテリアを楽しむ、ナチュラルカラーの優しいお家」のポイントは以下の2つです。

  1. スムーズな家事動線で毎日の洗濯もラクラク
  2. お子さまの自立心を育むママ・パパ目線の配置


1階のリビング横に設置したファミリークローゼットは、奥様の一番のお気に入りポイント。
上下階の往復がなくなり、洗濯後の片付けが格段に楽になりました。

リビングダイニング

食事中に服を汚してしまったお子さまが、一人で着替えを済ませることも。

ダイニングやキッチンからも近いため、目が届きやすく見守れる配置がママやパパにとっても安心です。

 

 

実例②:インダストリアルな世界、魔法の家事ラク動線

ファミリークローゼット>>このお家の全ての写真を見る

 

「インダストリアルな世界、魔法の家事ラク動線」のポイントは以下の2つです。

  1. 家事・生活動線が確保されたウォークスルークローゼット
  2. 使いやすさを重視した照明の選択


リビングと洗面スペース兼ランドリールームの間に設置されたこちらのファミリークローゼット。

洗濯後の衣類収納が楽になるだけでなく、お風呂前の着替え準備もスムーズに済ませられ、家事・生活動線がしっかり確保されました。

ファミリークローゼット

ほかの部屋とは違い、明るめの照明を取り入れているのはご主人様のこだわりです。

柄や色味をきちんと見分けられるよう工夫することで、お目当ての1着をすぐに見つけられます。

 

実例③:家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家

ファミリークローゼット

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「家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家」のポイントは以下の2つです。

  1. すっきりとまとまるコンパクトな収納スペース
  2. 生活に馴染みやすいリビング横の配置


鮮やかな花柄が空間を彩るおしゃれなファミリークローゼットは、必要な物だけを収納したコンパクトなつくりが特徴です。

シーズン外のアイテムをそれぞれの個室で保管することで、すっきりと見やすい収納スペースに仕上がりました。

畳部屋、薪ストーブ

向かって左手、ブルーの扉を開けると、ファミリークローゼットを通って洗面スペースにつながります。

リビング横に設置することで、お出かけ前や就寝前にサッと利用できる、使い勝手抜群の配置となりました。

アサヒグローバルホームでは、暮らしに馴染むさまざまなタイプのファミリークローゼットをご提案しております。間取り例をもっと見たい方は、施工事例ページをご覧ください。

 

 

まとめ:ファミリークローゼットの実例をもとに理想の住まいを形にしよう

ファミリークローゼット

家事・生活動線の短縮や抜群の収納量など、片付けやすく暮らしやすい住まいづくりにおすすめのファミリークローゼットですが、設置スペースやプライバシーの確保が求められる点には注意が必要です。

取り入れて後悔しないためにも、次のポイントを踏まえて検討しましょう。

  • 適切な広さと設置場所
  • 収納方法
  • 個室への設置


アサヒグローバルホームでは、「ファミリークローゼットを採用したい」という方々の家づくりを数多くお手伝いしてまいりました。

ほかにも様々なタイプのクローゼットを手掛けてまいりましたので、間取りやこだわりをもっと見たい方は施工事例ページよりご覧ください。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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