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公開:2023.07.06   更新:2023.07.26

和モダンな家を建てるなら必見!外観・内装のポイントと間取り実例を解説

和モダンな家を建てるなら必見!外観・内装のポイントと間取り実例を解説

和風と洋風のデザインが融合した和モダンな家は、おしゃれさと機能性を両立していると評判の住宅デザインです。

しかし「具体的に和モダンな家ってどんな家?」「建築する上で注意点はある?」など、疑問を感じている方も少なくないはずです。

そこで本記事では、和モダンな家にするためのポイントや間取りの実例を詳しく紹介しています。

「マイホームのデザインに迷っている」「和モダンな家について知りたい」という方は、本記事で知識を深めて自分にピッタリの和モダンな家をデザインしてみてください。

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そもそも和モダンな家とは?特徴を解説

和モダンな家とは?

そもそも和モダンとは日本古来の和風なデザインと、欧米の洋風なデザインの両方を融合した家のことです。

日本ならではの伝統的な建築様式と、現代風の洋風テイストや最新技術を織り交ぜており、和風と洋風の良いとこどりができるため、近年人気が高まっています。

また一口に和モダンと言っても、和風に寄せたり洋風に寄せたりと好みに合わせて調整できるので、さまざまなバリエーションの中から自分にピッタリのデザインを選択できます。

 

和モダンな家に人気が集まる理由

和モダンな家に人気が集まる理由は以下の3点です。

  1. 日本の気候に合っている
  2. 違和感なく自然素材を取り入れられる
  3. 流行に左右されない

和モダンな家に用いられる土壁や漆喰などの自然素材は、室内の温度が高いときは湿気を吸収し、室内が乾燥すると湿気を放出する調湿効果を持っています。

日本は四季による環境変化が大きいので、和モダンな家は、日本の気候に合っているのです。

また土壁や漆喰、畳などの日本を感じられる素材を違和感なく取り込めます。

洋風の雰囲気の家に畳があると違和感を感じる一方、和と洋が融合した和モダンな家ではその心配はありません。

さらに、流行を取り入れた家は流行がすぎるとデザインが古く感じられる可能性があるものの、和モダンな家はシンプルながらもおしゃれなデザインが多いため、流行に左右されないという強みもあります。

 

和モダンな家にするための3つのポイント【外観編】

和モダンな家にするための3つのポイント

和モダンな家にするためのポイントは以下の3つです。

  1. 縁側やウッドデッキで庭とつながる空間を作る
  2. 屋根や外壁の素材にこだわる
  3. 外構を含めた統一感を意識する

それぞれの項目で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。

 

ポイント①:縁側やウッドデッキで庭とつながる空間を作る

和モダンな家にするためには、縁側やウッドデッキを取り付けるとよいでしょう。特に、縁側があるのとないのとでは、家の印象が大きく変わります。

庭につながる素敵な縁側は、見た人におしゃれな印象を与え、ゆったりとくつろげるスペースになるだけでなく、日本の風情・四季を感じられるスペースにもなるでしょう。

縁側にはさまざまデザインがあるため、マイホームや好みに合わせてピッタリのものを選んでください。

 

ポイント②:屋根や外壁の素材にこだわる

屋根の形状や外壁の素材にこだわるだけでも、和モダンな家を作れます。
和モダンな家で多く採用されている屋根の形を以下にまとめました。

  • 切妻屋根(きりづまやね)
  • 陸屋根(ろくやね)
  • 寄棟屋根(よせむねやね)
  • 片流れ屋根(かたながれやね)

それぞれの屋根ごとに形状や特徴が変わってくるので、自分の好みに合わせた屋根を選びましょう。

また外壁の素材は調湿効果のある漆喰や、金属を成型して和風感を演出する金属系サイディングがおすすめです。

色調もハイトーンにしてしまうと和の雰囲気が崩れてしまうので、落ち着いた色合いにしてください。

 

ポイント③:外構を含めた統一感を意識する

和モダンな家にするためには、建物のデザインだけでなく、エントランスや庭などの外構も意識する必要があります。

外構が家のデザインと合っていないと、違和感を感じてしまい、和モダンが台無しになってしまいます。

そのため玄関までのアプローチに砂利や石畳を採用したり、庭に木を植えたりして統一感を意識しましょう。

また格子や引き戸を取り付けるのも有効なので、和モダンな家を作りたい方はぜひ取り入れてみてください。

【関連記事】中庭のある平屋の間取りや後悔しないための注意点を徹底解説

 

和モダンな家にするための3つのポイント【内装編】

和モダンな家にするための3つのポイント

和モダンな家の内装でのポイントは以下の3点です。

  1. 自然素材や自然光を取り入れる
  2. 彩度の低い色や伝統色を取り入れる
  3. 開き戸ではなく引き戸を取り入れる

外観だけでなく内装にもこだわることで、おしゃれで快適な空間に仕上がるので、和モダンな家を作りたい方はぜひチェックしてください。

 

ポイント①:自然素材や自然光を取り入れる

畳や漆喰、土壁などの自然素材を内装に使用すると、調湿効果だけでなく、どこか懐かしさを感じるような温かみのある雰囲気を演出できます。

さらに玄関を土間にすることで、家に入った瞬間から和モダンな雰囲気が味わえるので、ぜひ採用を検討してみてください。

また自然光が差し込む天窓を取り入れるのもおすすめです。
自然光が持つ柔らかな温かみが加わることで、時間帯によって家の表情が変わり、住んでいて飽きが来ません。

 

ポイント②:彩度の低い色や伝統色を取り入れる

内装の配色は家の雰囲気を大きく左右します。

和モダンな家なのに内装の配色をハイトーンにしてしまうと、まとまりがなく、違和感のある家になってしまうので、彩度の低い色や伝統色を取り入れましょう。

具体的にはグレーやベージュ、白、黒、茶色、えんじ色、くすんだ緑色などがおすすめです。

黒系の色は落ち着いた雰囲気を、白やベージュ系の色はスタイリッシュな雰囲気を演出できるので、好みに合わせて選びましょう。

【関連記事】インテリアのスタイル一覧を種類別にご紹介!おうちを統一してさらにおしゃれに

 

ポイント③:開き戸ではなく引き戸を取り入れる

和モダンな家は和と洋のバランスが重要です。
もし家をデザインしていく中で、洋風に寄りすぎてしまったときは引き戸を取り入れてみてください。

引き戸は開き戸と比べると、扉を引き込むスペースこそ必要なものの、開け閉めするために一歩引いたり、開き幅を気にしたりする必要がないため、ストレスを感じません。

さらに和の雰囲気を持っているので、床材や壁紙選びで洋風の要素が強くなってしまったときは、引き戸を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

和モダンな家づくりをする際に気をつけたいこと

和モダンな家を建てるなら必見!外観・内装のポイントと間取り実例を解説

おしゃれな雰囲気と機能性を兼ね備える和モダンな家ですが、快適な暮らしを実現するためには以下の点に注意しなければいけません。

  • 壁を防音仕様にしてプライバシーを守る
  • 内装や外観の配色を落ち着いたカラーにする
  • 自然素材を採用する場合は、こまめにメンテナンスする
  • 自然光を十分に取り入れられる構造にする
  • 和と洋のバランスを意識する

上記の点を意識して、暮らしやすい快適な空間を実現しましょう。

 

和モダンな家のおしゃれな間取り実例3選

ここからは和モダンな家のおしゃれな間取りの実例3選を紹介していきます。
それぞれの事例で工夫した点を詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。

 

間取り①:インテリアを楽しみながら中庭を望む家

インテリアを楽しみながら中庭を望む家
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「インテリアを楽しみながら中庭を望む家」のポイントは以下の通りです。

  • 外壁の素材や貼り方にこだわり、和モダンな雰囲気を演出
  • 中庭にオリーブや紅葉などをバランスよく植え、四季の彩りが楽しめる

1階と2階部分で外壁素材の貼り分け、天然の木目に近いものを採用することで、和モダンな外観に仕上げました。

インテリアを楽しみながら中庭を望む家

中庭を囲うようにLDKや和室を配置することで、どこからでも四季の彩りを楽しめる工夫が施されています。

インテリアを楽しみながら中庭を望む家

また厳選した木材で作られたインテリアを随所に配置しているため、家のどこにいても木の持つ温かみを感じられるでしょう。

インテリアを楽しみながら中庭を望む家

さらに寝室にはブルーグレーのアクセントクロスを取り入れることで、落ち着いた雰囲気も感じられます。

 

間取り②:日本瓦を配し、和の雰囲気を醸し出す邸宅

日本瓦を配し、和の雰囲気を醸し出す邸宅
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「日本瓦を配し、和の雰囲気を醸し出す邸宅」のポイントは以下の通りです。

  • 日本瓦を採用することで和の雰囲気を底上げしている
  • 内装はウッド調にしながらも、随所に黒を基調にした落ち着ける空間を用意している

日本瓦を配し、和の雰囲気を醸し出す邸宅

屋根瓦に日本瓦を採用することで、豪華さと和の雰囲気を両立させました。
外観はグレーを基調にしており、落ち着きが感じられる家になっています。

日本瓦を配し、和の雰囲気を醸し出す邸宅

内装は木目が美しいウッド調のインテリアを使用し、明るく仕上げました。
一方でトイレなど、落ち着きのある空間にしたい場所には黒色を用いることで、ゆったりとした気分で利用できるようにしています。

日本瓦を配し、和の雰囲気を醸し出す邸宅

また室内に提灯型のライトや円形のニッチを取り入れることで、和と洋のバランスをちょうど良く保てるように工夫しました。

 

間取り③:人目を気にせず楽しむ中庭と癒しをもたらす家

人目を気にせず楽しむ中庭と癒しをもたらす家
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「人目を気にせず楽しむ中庭と癒しをもたらす家」のポイントは以下の通りです。

  • 中庭が周囲から見えないように区切られているため、人目を気にせず遊んだり、BBQしたりできる
  • 土間を取り入れることで利便性を向上させている

中庭を外から見えないように物理的に区切ることで、人目を気にせずに思う存分楽しめるようにしました。

また玄関と外から出入り可能な土間収納を設けることで、外出時の荷物などをスムーズに出し入れできます。

人目を気にせず楽しむ中庭と癒しをもたらす家

さらに浴室からは坪庭に植えられた紅葉を眺められるため、四季を楽しみながら極上のひと時を過ごせるでしょう。

 

まとめ:和モダンな家づくりで理想の住まいを形に

和モダンな家づくりで理想の住まいを形に

和モダンな家は日本の高温多湿な気候に適したつくりをしているため、四季を問わず、快適に暮らせる理想の住まいと言えます。

またシンプルながらも温かみを感じるデザインは、流行に左右されないというメリットを備えているため、一時の流行り廃りの影響を受けません。

しかし和モダンな家を建てる際には、外観や内装だけでなく、プライバシーや和と洋のバランスに注意する必要があります。

これから和モダンな家を建てようとしている方は、ぜひ本記事を参考にして、機能性とおしゃれを両立したマイホームを建築してください。

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おしゃれな和モダンの家を建てる際のポイントは以下の3つです。

 

ポイント①:素材にこだわる
ポイント②:和と洋のバランスを意識する
ポイント③:プライバシーに配慮する

 

自分だけのオリジナルの和モダンな家をつくりたい方は、ぜひチェックしてください。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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