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公開:2023.12.13

カントリースタイルな家とは?特徴と部屋づくりのポイント・施工実例を解説

ダイニング

どこか懐かしく、ほっとした安らぎを感じられるカントリースタイルの家。

外観や内装を自分好みにアレンジしやすく、幅広い層に人気のスタイルです。

しかし、一口にカントリースタイルといっても、いくつかのタイプがあることをご存じでしょうか。

この記事では、さまざまなカントリースタイルに共通する特徴と部屋づくりのポイント、当社の施工実例を紹介します。

カントリースタイルを取り入れたい方や、カントリースタイルについて詳しく知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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カントリースタイルとは?

リビング、ソファー

英語で「田舎」を意味するカントリー。カントリースタイルとは、欧米の古民家をイメージさせるような素朴で懐かしく、温かみを感じさせるインテリアスタイルです。

地方により特徴が異なるカントリースタイルは、主に次のようなタイプに分けられます。

  • アメリカンカントリー
  • ブリティッシュカントリー
  • フレンチカントリー


アメリカの開拓時代がルーツといわれる「アメリカンカントリー」は、ネイティブアメリカンとヨーロッパ文化がミックスされた多彩なインテリアが魅力です。柄ものを上手く取り入れた活気あるカラーリングや、無骨な印象の家具が特徴といえるでしょう。

一方、「ブリティッシュカントリー」は、懐かしさの中に格調高さも感じられるスタイルです。床や家具には濃い茶色や黒を基調とした木材を使い、全体的にシックで落ち着きのある印象を与えます。

白と茶色がベースとなる「フレンチカントリー」は、可愛らしさとカジュアルさを兼ね備えるインテリアスタイル。淡くやさしい色味の家具や、あえて傷をつけたようなシャビ―仕上げの家具がポイントです。

 

カントリースタイルな家の特徴3選

 外観

さまざまなスタイルがあるカントリースタイルについて、共通して見られる3つの特徴を紹介します。

  1. 自然素材の温もりがある
  2. 昔ながらの欧米のような雰囲気がある
  3. ほっこりするようなやさしさがある

 

特徴①:自然素材の温もりがある

1つ目の特徴は、自然素材の温もりを感じられることです。

ひとたび家に入ると、床や壁に使われる無垢材の香りや質感を全身に感じられるでしょう。

また、ナチュラル素材を多くの家具に取り入れるため、自然素材に囲まれた暮らしを実現できます。

綿や麻・革で作られたファブリックや壁飾り・バスケットなども、自然素材を使ったアイテムの1つです。

食事中や趣味の時間、休日の読書タイムなど、あらゆる場面で自然の温もりに癒されるでしょう。

 

特徴②:昔ながらの欧米のような雰囲気がある

昔ながらの欧米のような雰囲気を感じられることも、カントリースタイルの特徴です。

自然の中に佇む古民家で、野花や草木を部屋に飾り、思い思いに日々を過ごすのどかな暮らし。そのような欧米の伝統的な暮らしに、憧れを抱く方は多いのではないでしょうか。

  • 手作り家具
  • ハンドメイド雑貨
  • 日増しにエイジングする木の床


カントリースタイルでは、これらの自然や温もりのある要素を多く取り入れています。

古民家にいるようなどこか懐かしく、昔ながらの心地よい暮らしを味わえるのは、カントリースタイルの特徴といえるでしょう。

 

特徴③:ほっこりするようなやさしさがある

ほっこりするようなやさしさがあるのも、カントリースタイルに共通する特徴です。

アメリカンカントリー・ブリティッシュカントリー・フレンチカントリーのいずれにおいても、自然素材の温もりを感じられると前述しました。

それだけでなく、愛着のあるヴィンテージアイテムや思い出の詰まった手作り雑貨などからも、心がじんわりするような温かみを感じられるでしょう。

無機質で都会的なインテリアスタイルも魅力的ですが、素朴で穏やかな暮らしを理想とする方はカントリースタイルがおすすめです。

【関連記事】インテリアのスタイル一覧を種類別にご紹介!おうちを統一してさらにおしゃれに

 

カントリースタイルな部屋にするポイント3選

キッチン

カントリースタイルな部屋にするためのポイントを3つ紹介します。

  1. 木材をふんだんに取り入れる
  2. ブラウンと白をベースにまとめる
  3. 植物で色味を追加する

 

ポイント①:木材をふんだんに取り入れる

カントリースタイルな部屋にするポイントは、木材をふんだんに取り入れることです。

たとえば、床や壁など部屋の多くを占める部分に木材を取り入れましょう。

部屋全体に木材が使われることでカントリースタイルのイメージに近づくうえ、家具や細かな仕様を決めやすくなるからです。

とはいえ、壁や床の全面が木材でない場合もあるでしょう。その際は、テーブルやキャビネットなど、部屋を印象付けるメイン家具に木材を取り入れるのがポイントです。

 

ポイント②:ブラウンと白をベースにまとめる

2つ目のポイントは、部屋に使う色をブラウンと白にまとめることです。

床や壁、ソファやカーテンなど、部屋の多くの部分をブラウンと白でまとめることで、ぐっとカントリースタイルに近づきます。

ただし、白が多くなるとモダンな印象を受けやすくなるので、木目やベージュ系の色味をバランスよく配置することが大切です。

また、アクセントカラーを取り入れる際は、理想のスタイルを決めておくとよいでしょう。

たとえば、フレンチカントリーにする場合は淡くやさしいペールトーンを、アメリカンカントリーにする場合はカラフルだけどもレトロな色合いを取り入れるのがおすすめです。

 

ポイント③:植物で色味を追加する

植物で色味を追加することも、カントリースタイルに欠かせないポイントです。

部屋の随所に植物を取り入れて緑のある暮らしを楽しむインテリアは、カントリースタイルの魅力の1つ。

窓際やキッチン棚に小さな植物を並べたり、天井から蔦が伸びる植物を吊るしたり、部屋を彩るアイテムとして積極的に植物を飾りましょう。

ふと目にしたときに心休まる、カントリースタイルならではの穏やかなひとときを味わえます。

【関連記事】新築の内装の決め方を8ステップで徹底解説!実例やよくある失敗も紹介

 

カントリースタイルでおしゃれな家の施工実例3選

個性やこだわりをプラスして、カントリースタイルをおしゃれに取り入れた3つの施工実例を紹介します。

  1. お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス
  2. 海外ドラマを再現したようなアメリカンハウス
  3. ヴィンテージ感あるインテリアを徹底追求した家

 

実例①:お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス

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「お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス」でのポイントは、以下の2つです。

  1. 「ブルー×ホワイト」が目を引くおしゃれな外観
  2. 木の質感が心地よいナチュラルテイストのLDK


澄み渡る空のように美しい、ブルーのラップサイディング(幅の細い板を1枚1枚ていねいに重ねて仕上げる工法)が映えるこちらの家。

落ち着きあるブラウンの木目と、パキッとしたホワイトカラーが印象的なカリフォルニアテイストの住まいです。

リビングダイニング

23.6帖ある広々としたLDKには、外観にもマッチするサクラ材の無垢板を採用。

白いクロスやナチュラルな家具とも調和して、明るく心地よい空間を演出しています。

小物や家具の足部分に黒を取り入れることで、やさしくもメリハリのあるおしゃれなインテリアに仕上がりました。


 

実例②:海外ドラマを再現したようなアメリカンハウス

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「海外ドラマを再現したようなアメリカンハウス」でのポイントは、以下の2つです。

  1. 色や素材で楽しむ憧れのカバードポーチ
  2. 白とブラウンでまとまった温もり感じるLDK


まず目に飛び込むのは、アメリカンハウスをイメージさせる存在感抜群のカバードポーチ(屋根で広く覆われたポーチ)。

古材のようなグレーの外壁にブラウンの玄関扉が映える、堂々たる佇まいです。

ダイニングキッチン

LDK全体を白でまとめて、床やテーブルには木の質感を楽しめるブラウンを採用しました。

清潔感の中に木目の温もりも感じられる、カントリースタイルのお手本のようなインテリアです。


 

実例③:ヴィンテージ感あるインテリアを徹底追求した家

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「ヴィンテージ感あるインテリアを徹底追求した家」でのポイントは、以下の2つです。

  1. 濃いブラウンを基調とした寛ぎのリビング
  2. こだわりを詰め込んだ個性あふれる「色×柄」づかい


白い壁と濃いブラウンをベースにお施主様こだわりのくすみグリーンを効かせて、ヴィンテージ感たっぷりに仕上げたこちらの家。

カーテンやラグ・クッションを落ち着いた色味で統一したことで、バラエティー豊かでありながらも、つい腰を下ろしたくなる温もりを感じられます。

リビングダイニング

キッチンの背面にもモスグリーンのアクセントクロスを採用。

木目柄や観葉植物とも見事に調和して、無機質になりがちなキッチンスペースを特別な空間に仕上げました。


 

まとめ:カントリースタイルな家づくりを実現しよう

リビング

カントリースタイルとは、素朴で温かみのある、欧米の古民家をイメージさせるようなインテリアスタイルです。

さまざまなタイプのカントリースタイルがあるものの、自然素材の温もりや心温まるやさしさを感じられるといった共通点があります。

木材をふんだんに使用したり、色味を白とブラウンでまとめたりすると、カントリースタイルな家にぐっと近づけるでしょう。

また、空間を彩る観葉植物を配置することもポイントの1つです。

ぜひ本記事を参考にして、カントリースタイルな家づくりを成功させましょう。

アサヒグローバルホームでは、南欧風・北欧風などさまざまなテイストのカントリースタイルを手掛けてまいりました。家づくりの参考として、施工事例ページも併せてご覧ください。

【関連記事】南欧風住宅の外観とは?7つの特徴や事例を紹介
【関連記事】北欧風の家づくりの特徴は?外観・内装の6つのポイントと間取り実例を解説
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この記事の監修

熊澤 浩

熊澤 浩

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、インテリアコーディネーター、既存住宅状況調査技術者、岐阜県建築士会:福祉まちづくり建築士

1989年 建築学科卒業(金沢工業大学)。
木造注文住宅の設計500棟以上を担当。材木業・林業の発展のため、岐阜県木造住宅アドバイザーの認定を受け、地元岐阜県中津川市に木材流通の基盤をつくる。
現在はアサヒグローバルホーム取締役 設計部長に就任し、モデルハウス提案・新商品開発に携わる。

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