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公開:2023.10.18   更新:2023.10.23

完成見学会とは?参加者と施主様双方のメリットや気を付けるポイントを解説

外観

施主様が入居する前に新築の住宅を見学できる「完成見学会」。

実際の住宅を確認できるので参加者にとって利点が多いのはもちろんですが、施主様として見学会を開催するメリットが気になる方も多いでしょう。

見るべきポイントやメリットなどを理解せずに何となく参加・開催すると、せっかくのチャンスを活用できないため注意が必要です。

そこで本記事では、完成見学会の定義や参加者・施主様双方のメリットを解説します。

見るべきポイントやスムーズに終えるためのポイントも紹介するので、参考にしてください。

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【来場特典の対象者は以下のすべての条件を満たすお客様のみとさせていただきます】
・担当からの予約確認のお電話に、ご来場希望の2日前までの9時-18時の間にて対応いただくこと
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・入居予定の成人の方が全員ご来場いただくこと
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・当日のご案内・ご提案時間を60分以上確保して場いただけること
・弊社対応エリア内で1年以内にお家づくりをご検討の方
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完成見学会とは

LDK


完成見学会とは、完成した新築住宅に施主様が入居する前に室内を確認できるイベントのことです。

「住宅を見学する」と聞くと、住宅展示場やショールームを想像する方も多いでしょう。それぞれの違いは、以下の通りです。

種類 特徴
完成見学会 ・施主様が入居する前の新築を見学できる
・間取りや収納などのアイディアをスタッフに聞ける
・事前に予約して参加する
住宅展示場 ・複数のメーカーや工務店の住宅が建ち並ぶスペース
・技術や工法をチェック・比較できる
・入場や参加に条件がなく気軽に参加できる
ショールーム ・商品サンプルを展示しているスペース
・浴室やキッチンなどの住宅設備を確かめられる

 

さまざまなハウスメーカーや工務店の住宅が建ち並ぶ住宅展示場とは異なり、完成見学会では、具体的な生活を想定して建築されたリアルな住宅が確認できます。

アサヒグローバルホームの住宅展示場は、三重県・愛知県・岐阜県内にあり、当社のモデルハウスのみを一挙にご覧いただけます。各地域で住宅の建築を検討している方は、当社の住宅展示場をご確認ください。

 

【参加者】完成見学会に参加する3つのメリット

外観

完成見学会に参加する3つのメリットは、以下の通りです。

  1. 現実的なサイズ感の住まいを見学できる
  2. 生活するイメージを抱きやすい
  3. 家づくりに関する具体的な質問ができる

 

メリットを最大限に活かせば、自身の家づくりに役立つ情報を収集できるでしょう。

 

メリット①:現実的なサイズ感の住まいを見学できる

施主様の家族構成や予算に合わせた住宅のサイズ・間取りとなっているため、完成見学会では現実的なサイズ感を把握できます。

たとえば「2,500万円程度の予算で120㎡の注文住宅が建つ」と知っていても、具体的な広さを理解するのは困難です。

住宅内部の広さだけではなく、敷地に対する建物のサイズについてもチェックできます。

そのほかにも、駐車場や庭などを含めたトータルのサイズ感を知れるのもメリットです。

【関連記事】部屋を広く見せる方法3選!家具の配置やレイアウト、配色を解説

 

メリット②:生活するイメージを抱きやすい

施主様のライフスタイルに沿ったデザイン・部屋数になっているので、完成見学会に参加すると実際の生活をイメージできます。

住宅展示場はハウスメーカーや工務店の比較はできるものの、いずれもアピールのための住宅であり、リアルな生活は想定しづらいのが難点です。

施主様の家族構成などを参考に、自身が想定している家と比較することで、実用的な家づくりに役立ちます。

また、施主様が工夫したポイントやデザインに触れられるため、刺激を受けて新しいアイディアが浮かぶ可能性もあるでしょう。

 

メリット③:家づくりに関する具体的な質問ができる

完成見学会では担当スタッフに質問ができるため、疑問点を解消したり、こだわった点を聞いたりできる貴重な機会です。

そのほかにも、施主様が悩んだポイントと解決策・予算の分配方法なども聞けるため、充実した情報収集ができます。

質問に対応するのは住宅のプロなので、理解しやすい内容で説明を受けられるのがメリットです。

担当スタッフの説明を受けながら新築を見学するのが一般的であり、参加するだけでも住宅について理解を深められるでしょう。

 

【参加者】完成見学会に参加した際に見るべきポイント

ベッドルーム

参加者が完成見学会に参加した際に見るべきポイントは、以下の通りです。

  • 標準仕様とオプションの違い
  • 防音や断熱・気密性などの機能面

 

事前にポイントを把握しておけば、当日に「何をチェックしたらいいか分からない」などの迷いもないでしょう。

【関連記事】住宅見学会ではどこを見る?見るべきポイントや必要な持ち物を知って理想のお家を手に入れよう!

 

標準仕様とオプションの違い

仕様の違いで見た目や使い勝手、費用に違いが発生するので、「標準仕様」と「オプション仕様」のどちらか確認するのがおすすめです。

設備・床材・壁材・工法などの仕様には「標準仕様」と「オプション仕様」の2つがあり、違いは以下の通りとなります。

  • 標準仕様:メーカーの基本的な仕様のことで、推奨品などが用いられる
  • オプション仕様:標準仕様からグレードアップやメーカー変更した仕様のことで、オーダーメイドも該当する

 

オプション仕様には追加料金が発生するため、注意が必要です。

完成見学会で「この設備にしたい」と感じても、オプション仕様だった場合には予算オーバーする可能性もあるでしょう。

 

防音や断熱・気密性などの機能面

どんなにおしゃれな住宅でも快適性が低いと暮らしにくいので、防音や断熱・気密性などの機能面をチェックすることが重要です。

それぞれの機能面が与える影響は、以下の通りとなります。

低い場合の影響
防音性 ・子どもの声などが近隣に漏れてトラブルを招く可能性がある
・プライベートな内容が外部に漏れる
断熱性 ・暖房で温めた熱が外部へ逃げる
・外部の熱が侵入しやすく冷房が効きにくい
気密性 ・隙間から外気が侵入することで結露・カビの原因になる
・エアコンなどの空調機器が効きにくい


完成見学会で住宅を見ただけでは機能面を確認できないため、担当スタッフに直接聞きましょう。

【関連記事】部屋を防音室にしたい!防音室にする方法とポイントを徹底解説

 

【施主様】完成見学会を開く2つのメリット

ダイニング

施主様が完成見学会を開く2つのメリットは、以下の通りです。

  1. 近所の人と交流できる機会になる
  2. 謝礼をもらえる

 

メリット①:近所の人と交流できる機会になる

完成見学会で近所の人の受け入れを了承した場合に、周辺地域の方と交流するきっかけにできます。

入居後に近所との関係を円滑に進められる可能性もあるため、特に周囲とのコミュニケーションを重視する方におすすめです。

完成見学会への参加者は施主様が指定できるのが一般的で、ハウスメーカーや工務店と契約中または仮契約中の人に限定することもできます。

迷う場合には、担当スタッフとよく話し合って決めましょう。

 

メリット②:謝礼をもらえる

完成見学会の開催を行った場合に、ハウスメーカーや工務店から謝礼をもらえるケースがあります。以下は、謝礼の一例です。

  • 金券
  • 現金
  • 設備や家具などのプレゼント

 

種類や金額などは業者によって異なり、値引きを行っている業者も多くあります。値引きの場合は、10万円以内が一般的です。

また、特典がないケースもあるので、事前によく確認しましょう。

 

【施主様】完成見学会をスムーズに終えるためのポイント

ダイニングキッチン

施主様が完成見学会をスムーズに終えるためのポイントは、以下の通りです。

  • 手袋と靴下・スリッパの着用をお願いする
  • 完全予約制にして購買意欲が低い人の来場を制限する

 

手袋と靴下・スリッパの着用をお願いする

新築の床・壁などを傷つけたり汚したりしないためにも、完成見学会の参加者には手袋と靴下・スリッパの着用を依頼してください。

特に、​​無垢などの傷つきやすい素材を取り入れている住宅は気をつけたいポイントです。

また、トイレを利用されてしまう可能性があり、水回りは使用禁止とするのが無難だといえます。

ハウスメーカーや工務店が仮設トイレを用意してくれるか確認しておくと、安心できるでしょう。

 

完全予約制にして購買意欲が低い人の来場を制限する

充実した完成見学会を開催するために、完全予約制にして購買意欲が低い人の来場を制限する方法もあります。

完成見学会を完全予約制にすれば、人数を絞れるのはもちろん「大人のみ」「業者と契約している者のみ」などの条件も設定できます。

条件を設定することで子どもが走り回ったり、意味なく触られたりすることがないので、ストレスのない見学会を行えるのがメリットです。

担当スタッフと念入りに打ち合わせを実施し、トラブルのない完成見学会を開催しましょう。

 

まとめ:完成見学会は参加者・施主様ともにメリットがある

リビング

完成見学会とは、施主様が入居する前に新築の住宅を確認できるイベントです。

参加者側には「現実的なサイズ感を確認できる」「生活するイメージを抱きやすい」、施主様側には「近所の人と交流できる機会になる」「謝礼をもらえる」といったメリットがあります。

参加する場合には、標準仕様とオプションの違いや、防音・断熱・気密性などの機能面をチェックするのがおすすめです。

施主様はトラブルを避けるため、手袋と靴下・スリッパの着用を依頼したり、完全予約制にして来場を制限したりしましょう。

本記事を参考にしながら、完成見学会への参加・開催を検討してみてください。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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