公開:2022.09.30 更新:2024.10.31
ランドリールーム(洗濯室)で家事動線のよい間取り例6選!失敗を防ぐポイントも解説
洗濯に関する家事をするための空間であるランドリールームは、新たに家づくりをする人の間で注目を集めています。
家事効率をアップできるメリットがあるものの、取り入れ方を誤ると後悔する可能性もあるので注意が必要です。
この記事では、ランドリールームを取り入れた、家事動線のよい間取りを6つ紹介しています。ランドリールームの広さの目安やメリット・デメリット、失敗しやすい注意点と対策も具体的にまとめました。
家事動線に優れた、理想の家づくりを実現させたい人はぜひ参考にしてください。
【来場特典の対象者は以下のすべての条件を満たすお客様のみとさせていただきます】
・担当からの予約確認のお電話に、ご来場希望の2日前までの9時-18時の間にて対応いただくこと
・事前・来場後各種アンケートの質問に全てお答えいただくこと
・来場希望日の【3日前】までに、ご予約の上ご来場いただくこと
・初めて当社へのご来場であること
・ご来場時に本人確認書類(運転免許・健康保険など)を提示いただけること
・入居予定の成人の方が全員ご来場いただくこと
・外国籍の場合は永住権があること
・当日のご案内・ご提案時間を60分以上確保して場いただけること
・弊社対応エリア内で1年以内にお家づくりをご検討の方
※ご来場イベントのエントリールールに則ってご来場いただけなかった場合や、ご相談の内容により建築のご予定がないと当社にて判断させていただいた場合にご来場特典の送付を中止させていただく場合がございます。
※特典は「メールでのお届け」となります。(ご来場日から1ヶ月程お時間を頂いております)
目次
ランドリールーム(洗濯室)とは
ランドリールームとは、洗濯に関する家事をするための部屋です。洗濯物を「洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう」までのすべてを一室で済ませることで、家事効率のアップを期待できます。
一般的な間取りでは、1階で洗濯して、2階のバルコニーやベランダまで干しに行くような移動が発生していました。
ただ、近年では共働き世帯が増え、時間がないなかで家事をする人も増加しています。そのため、家事効率をアップさせたいニーズが高まっているのです。
家事を効率的にする解決策の一つとして、ランドリールームに注目が集まっています。
夜にしか洗濯機を回せなかったり、限られた時間で家事をしなければいけなかったりする人は、ランドリールームの採用を検討してみましょう。
ランドリールームが使いやすい間取りの目安
一般的に、使いやすいランドリールームの間取りの目安は、2~4帖とされています。2帖以下では窮屈で使いづらく、4帖以上では広すぎて逆に使い勝手が悪くなることも。
2~4帖ほどの広さなら、2mの物干し竿を間隔を空けて配置でき、4人家族くらいなら余裕をもって使えるでしょう。
広さの確保が難しい場合は、脱衣室とランドリールームを兼用にするのがおすすめ。ほかにも、お風呂に浴室乾燥をつけると、洗濯の効率はさらに高まるでしょう。
ランドリールームの間取り実例6選
ランドリールームを採用した家事動線のよい間取りの実例を6つ紹介します。
- ランドリールーム・洗面脱衣室・お風呂を横並びに
- ランドリールーム・ファミクロ・キッチンを一直線に
- 4帖の洗面兼ランドリールームとファミクロをL字に採用
- 3.5帖のランドリールームで家事ラク動線を実現
- ランドリールームとサンルームで洗濯しやすい間取り
- キッチンを中心に回遊して洗濯動線を高めた間取り
間取り実例①:ランドリールーム・洗面脱衣室・お風呂を横並びに
こちらの間取りでは、ランドリールーム・洗面脱衣室・お風呂を横並びに配置しました。
ランドリールームには物干し竿を2本設置でき、まとまった洗濯物も十分干せます。また、玄関から洗面脱衣室やランドリールームまでの動線も短く、汚れた服などがあってもすぐに移動できるでしょう。
キッチンの回遊性も高く、ながら作業のしやすい間取りを実現しています。
さらに、玄関からLDKに向かう動線が複数あるため、来客用とプライベートの動線も分けることができ、急な来客があった際も安心です。
間取り実例②:ランドリールーム・ファミクロ・キッチンを一直線に
このお家では、キッチンからの動線も含めて回遊性の高い間取りを実現しました。
玄関から洗面脱衣室兼ランドリールームへの動線が短いうえに、洗面脱衣室を挟んで浴室とファミリークローゼットを配置。ファミリークローゼットからキッチンにつながるので、買い物の荷物を運ぶ際も便利です。
もちろん、洗濯した衣類をファミリークローゼットに最短距離で片付けられる動線を実現しているので、家事負担もかなり抑えられるでしょう。
家事動線のよさはもちろん、帰宅してから手洗い・うがい・着替えの流れもスムーズで、お手本にしたい間取りと言えます。
間取り実例③:4帖の洗面兼ランドリールームとファミクロをL字に採用
こちらのお家では、洗濯動線はもちろん、あらゆる家事を効率化できるように考え抜かれた間取りを実現しました。
- 玄関から洗面室兼ランドリールームの動線が短く、汚れた際も安心
- 洗濯物をファミリークローゼットにすぐに片付けられる
- LDKや和室からファミリークローゼットを通って洗面室に行ける
- 玄関、土間収納、パントリー、キッチンの動線もスムーズ
適材適所に収納があるので、ながら作業のしやすさも抜群です。回遊性も高く、家事や育児に忙しい子育て世帯にはぴったりな間取りと言えるでしょう。
間取り実例④:3.5帖のランドリールームで家事ラク動線を実現
こちらの間取りでは、比較的ゆとりのある3.5帖のランドリールームを採用。
ランドリールームにはスロップシンクを設置して、汚れた衣類や靴なども洗濯できるようにしました。
お子さまの保育園に行く支度や出勤時の身支度など、着替えを1箇所で完結できる間取りに。
室内に洗濯物を干す頻度が多い場合は、この間取りのように、比較的まとまったスペースを確保したほうが使い勝手はよくなるでしょう。
間取り実例⑤:ランドリールームとサンルームで洗濯しやすい間取り
このお家では、洗面脱衣室兼ランドリールームとサンルームを設けました。
3帖のスペースを確保した洗面脱衣室には室内物干しを設置しているので、時間帯を問わず洗濯できます。
また、キッチン横には屋根付きのサンルームを設置しているので、天候を気にせず洗濯物を干すことも可能です。
サンルームは全面ガラス張りで、開放的な空間に。庭で遊ぶお子さまをサンルームから見守れる間取りを実現しました。
間取り実例⑥:キッチンを中心に回遊して洗濯動線を高めた間取り
こちらのお家では、キッチンの背面をぐるっと回遊でき、洗濯動線の優れた間取りを採用しています。
ランドリールームには、洗濯機の横にカウンターを設置。アイロンがけはもちろん、奥様の化粧台として使える便利なスペースを確保しました。
ランドリールームには室内干しができるよう、収納式の物干し竿を2本取り付けています。
キッチンの奥にはパントリーとサンルームがあり、通路と収納を掛け合わせて、無駄のない間取りを実現しました。
家事動線のよい間取りを考えるポイントは、以下の記事で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。
【関連記事】共働き世帯の間取りは家事動線がポイント!おすすめ事例3選も紹介
ランドリールームのメリット3選
ランドリールームを採用するメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 家事の効率が上がる
- 室内干しができる
- 来客時に洗濯物が目立たない
メリット①:家事の効率が上がる
ランドリールームを設置すれば、家事の効率が上がります。なぜなら、ランドリールームには洗濯にまつわる家具や収納などを集約でき、一つの場所で洗濯から収納まで完結できるからです。
洗濯をする場所と干す場所、収納する場所が違うと、無駄な移動が発生してしまい、効率的ではありません。
共働きで忙しい夫婦や子育てで時間がない家庭においては、なるべく家事を効率化したいと思うものです。家事効率を上げたい人にとっては、ランドリールームの採用は有効な手段になるでしょう。
メリット②:室内干しができる
ランドリールームがあれば室内干しができるので、時期や時間を問わず洗濯できるのも大きなメリットとして挙げられます。
特に、梅雨の時期や雨の日は室内干しが必須ですが、ランドリールームがないと、なかなか室内干しできる空間はありません。
ランドリールームがあれば、天気や時間を気にせず洗濯できるのはもちろん、風が強い日や冬の寒い日も洗濯物を干せます。
なかには、花粉やPM2.5などを気にして、年間を通して室内干しを望む人も。ランドリールームは、室内干しを考えるうえで欠かせない存在と言えます。
メリット③:来客時に洗濯物が目立たない
ランドリールームがあれば、急な来客があった際も洗濯物が目立たず、慌てて隠す必要もありません。
ほかにも、洗濯物を干すと生活感が出てしまうため、内装や空間にこだわりたい場合は、ランドリールームを設けて洗濯物が見えないようにしたほうがよいでしょう。
ランドリールームは、家事効率が上がるという機能面だけでなく、デザイン面においてもメリットがあります。
ランドリールームのデメリット3選
ランドリールームには、メリットだけでなくデメリットも存在します。なかでも、以下の3点は特に覚えておきましょう。
- 建築コストが上がる
- 居室を圧迫する可能性がある
- 独立した部屋で家事をすることになる
デメリット①:建築コストが上がる
ランドリールームの設置には相応のコストがかかります。床面積が増え、内装工事や電気配線工事も欠かせません。
一般的に、床面積を1坪増やすと、建築コストは50〜70万円ほど上がります。マイホームの建築は予算があるため、ランドリールームの広さはもちろん、そもそも必要かどうかは慎重に判断しなければなりません。
ランドリールームの設備費用の相場
ランドリールームの設備費用は、約10~30万円が相場です。
一般的な広さは2~4帖で、洗面所や収納、浴室乾燥などの設備によって価格は変動します。
床面積が1坪増えると、50〜70万円ほど建築コストが上がります。そのため、ランドリールームを設置する際は、LDKを少しコンパクトにして延べ床面積を変えず、コストが上昇しないようにするのも一つの手段です。
デメリット②:居室を圧迫する可能性がある
ランドリールームを設置すると、LDKが狭くなる可能性もあります。
先ほど紹介したように、建築コストを上げないようにするには、ランドリールームを設置した代わりに、ほかのスペースをコンパクトにするのが一般的です。
- 1階のスペースで何を優先するか
- 廊下を極力短くできないか
- 廊下と収納を掛け合わせられないか
上記のような観点をもとに、先ほど紹介した間取りも参考にして、スペースを有効活用できる方法を工務店と一緒に考えてみてください。
デメリット③:独立した部屋で家事をすることになる
ランドリールームは独立した部屋を設けることになるので、なかには家事をする最中に寂しさを感じる人もいます。
実際に暮らしてみないとイメージしづらいかもしれませんが、「テレビを見ながら家事をしたい」「家族の様子を見守りながら家事をしたい」などの場合は不向きと言えます。
現在お住まいの間取りとランドリールームのある暮らしを比較して、実際に家事をするイメージを具体的に膨らませてみてください。
ランドリールームのある暮らしをイメージする際は、住宅展示場やモデルハウスの見学もおすすめです。アサヒグローバルホームでは、「街なかモデルハウス」としてさまざまなお家を見学できます。気になる方はお気軽にお問い合わせください。
ランドリールームを取り入れる際の失敗しやすい注意点
ランドリールームを取り入れる際にありがちな注意点をまとめました。
- 広さが足りなかった
- 換気が不十分で生乾きになってしまった
- ランドリールームを使わなくなってしまった
- 収納が足りなかった
失敗してしまう原因として、実際に使うイメージが足りていないことが挙げられます。
本記事で紹介した間取り例を参考にするのはもちろん、次の章で解説する失敗しないためのポイントを踏まえて、理想のランドリールームを具体化させましょう。
ランドリールームの間取りで失敗しないための5つのポイント
ランドリールームを採用して失敗しないためには、以下の5つのポイントを押さえておく必要があります。
- 何をするスペースか明確にする
- 目的に合わせた広さと収納を確保する
- 換気のしやすさにこだわる
- 洗濯機と干す場所は近づける
- 水回りは一箇所に集める
ポイント①:何をするスペースか明確にする
ランドリールームを採用するか検討する際は、何をするスペースか明らかにしましょう。なぜなら、目的が不明確なまま「あれば便利そう」と思って取り入れると、使い勝手が悪くて使わなくなってしまうからです。
- 洗面脱衣室と兼用にするのか
- アイロンがけもできるようにするのか
- 乾かした衣類も片付けられるようにしたいのか
本記事で紹介した間取りも、それぞれの目的に合わせて機能やサイズを調整しています。理想の家づくりを形にするためにも、ランドリールームで「何をしたいのか」という点を明確にしてみてください。
ポイント②:目的に合わせた広さと収納を確保する
ランドリールームを取り入れる目的を定めたら、目的に合わせた広さと過不足ない量の収納を用意するのがポイントです。
家族全員分の衣類を収納できるようにするなら、まとまった広さのファミリークローゼットを併設したほうがよいでしょう。可動式の棚も設置して、使い勝手のよい収納スペースにしておくことをおすすめします。
アイロンがけのスペースが必要であれば、カウンターの設置も欠かせません。4帖ほどの広さであれば、アイロンがけ以外にも在宅ワーク用のコンパクトな作業スペースにも活用できるでしょう。
ランドリールームを取り入れる目的が定まれば、必要な機能もおのずと見えてくるはずです。
ポイント③:換気のしやすさにこだわる
ランドリールームでは、空気の流れができるよう、換気のしやすさにもこだわりましょう。
窓の設置はもちろん、二方向に窓を設置することで風通しがよくなり、洗濯物が乾くスピードも早くなります。
浴室乾燥機で換気のしやすい環境を整えたり、除湿・加湿のできる空気清浄機を設置したりして、ジメジメした空間にならないようにするのもおすすめです。
ポイント④:洗濯機と干す場所は近づける
ランドリールームと洗面脱衣室を別々にする場合、それぞれの空間は隣接させるようにしましょう。洗濯動線をよくするには、実際の動きをイメージして、最も効率よく洗濯できるように空間を配置することが重要です。
サンルームの設置も考えている場合は、洗濯機からの動線をできる限り近づけたほうがよりスムーズになります。
洗濯と料理はセットで行うことも多いので、キッチンからの動線も意識すると、さらに使い勝手のよい間取りを実現できるでしょう。
ポイント⑤:水回りは一箇所に集める
ランドリールームを取り入れる際は、水回りを全て一箇所にまとめることをおすすめします。
先ほど解説したように、家事は同時並行でながら作業をすることが多く、各空間を行き来しやすいほうが便利です。
また、水回りを集約させることで配管工事の費用も抑えやすく、建築コストの削減にもつながります。水回りを掃除する際もまとめてできるので、間取りを考える際の参考にしてみてください。
洗濯動線に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
【関連記事】もう悩まない!洗濯の時間が驚くほど減る完璧な間取りと仕組みづくり!
ランドリールームを採用した人の声
ここでは、ランドリールームを採用した人の声を紹介します。
ランドリールームを設置して、住み心地にどのような変化があったのか、気に入っているところはどこかを聞いているので、家づくりの参考にしてみてください。
もちろん、ランドリールームとキッチンの使い勝手もよく、キッチンに立っているときもリビングや庭を見通せるので、家族の様子が見られる間取りに満足しています。
間取りに関しては、家事をどれだけ楽にできるかを考え抜きました。玄関から土間収納、パントリー、キッチンまでのスムーズな動線が本当に楽ちんです。
まとめ:ランドリールームの間取り実例を踏まえて理想の住まいを実現
ランドリールームとは、洗濯に関する家事をするための空間で、家事効率のアップを図れます。
共働きの子育て世帯においては、時間がないなかで家事をすることも多く、ランドリールームを取り入れた家事ラク動線の実現が重要です。
家事動線の優れたランドリールームのある間取りを実現する際は、実際の生活をイメージして、どこに何があると便利なのか具体的に考えてみましょう。
アサヒグローバルホームでは、お客さまの理想の住まいを叶えるサポートをしています。毎日の家事時間を半分にする「家事時間1/2を叶える住まい」では、当社の家づくりについて詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
【関連記事】注文住宅で後悔しないために!間取り・収納・設計など”6つ”の項目を紹介
【関連記事】30坪で家事動線の良い間取り4選を紹介!おすすめ家事動線6選も解説
【関連記事】【家を建てたい人必見】理想の家づくりを実現する方法を8ステップで解説