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公開:2024.11.25

ヌックによくある5つの後悔とは?上手に取り入れるポイントや施工例も解説

LDK

家づくりを進める過程で、「ヌックスペースを取り入れたいけど、後悔したらどうしよう」と考える方もいるでしょう。

ヌックとは、こぢんまりとした居心地のよい空間のことで、LDKの一角や階段下などに設ける傾向にあります。
近年人気を集めるヌックですが、憧れだけで設置すると、後悔する可能性もあるので注意が必要です。

そこでこの記事では、ヌックにありがちな後悔の例を5つ紹介します。
ヌックを上手に間取りに取り入れる方法や施工事例についても解説するので、家づくりの参考にしてください。

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ヌックにありがちな後悔の例

ヌック

ヌックにありがちな後悔の例は、以下の5つです。

  1. あまり使っていない
  2. 物置き代わりになってしまった
  3. ほかのスペースを削り過ぎた
  4. 仕切りが多くて圧迫感がある
  5. 建築コストが上がった


それぞれについて解説します。

 

後悔①:あまり使っていない

家のなかにヌックを設けたものの、いざ生活をスタートさせると、ヌックの使用頻度が少ないために後悔するケースがあります。
ヌックの使用頻度が低くなる理由は、以下の通りです。

  • ヌックがアクセスしづらい位置にある
  • 照明やコンセントがなくて使いづらい
  • 空調設備がないので真夏や真冬に利用できない


照明・コンセント・空調設備など、ヌックの使い勝手が悪いと、使用頻度が少なくなります。
また、上記の理由に加えて、設計段階でヌックの利用目的が明確でない場合にも、使用しなくなる可能性があるので注意が必要です。

 

後悔②:物置き代わりになってしまった

当初は「ヌックを読書スペースとして利用しよう」と考えていても、時間の経過とともにヌックが物置き代わりになって後悔する場合があります。
ヌックが物置き代わりになる要因は、以下の通りです。

  • 家族構成やライフスタイルが変化して物が増えた
  • もともと収納スペースが足りなかった
  • 収納スペースが使いづらい位置にある


もともと収納スペースが足りない場合はもちろん、収納スペースが使いづらい位置にあると、
ヌックが一時的な物置きになり、そのまま物置き化するケースがあります。

 

後悔③:ほかのスペースを削り過ぎた

ヌックを設置するために、ほかのスペースを削り過ぎて後悔する場合もあるため、注意しましょう。

例えば、LDKの一角にヌックを取り入れる場合、ヌックの広さによってはLDKの面積が小さくなり、家族の不満につながるケースがあります。
また、寝室や収納のスペースを必要以上に削って、無理やりヌックを設けても快適に生活できません。

ヌックの広さは2〜3帖が目安ですが、限られた空間に設置する場合は、全体のバランスを考慮して広さを決めないとストレスにつながる可能性があります。

 

後悔④:仕切りが多くて圧迫感がある

ヌックに仕切りを設けると、ヌックを取り入れたLDKなどに圧迫感が出るケースもあり、後悔を感じる方が見受けられます。
その他にも、ヌックの仕切りによって以下の後悔を感じる可能性があるので、注意が必要です。

  • ヌックが暗く感じられる
  • ヌックが狭い印象になる
  • 夏場はヌックに熱気がこもる
  • ヌックの換気がしづらい


ヌックに換気扇や照明を取り付けない場合は、上記のような後悔を感じやすくなります。

 

後悔⑤:建築コストが上がった

ヌックを設けない場合と設ける場合を比較すると、ヌックを設ける場合のほうがコストは高くなるため、後悔を感じるケースがあります。
ヌックを取り入れる際には、仕切り・収納・照明などの費用が追加で必要です。

ヌックの設置費用は10〜30万円が相場ではあるものの、快適性を追求したり、導入する設備のグレードを高くしたりすると高額になる可能性があります。
設備を最小限にして費用を削減する方法もありますが、ヌックの快適性が損なわれる場合もあるため、注意が必要です。

家づくり全般で後悔しやすいポイントが知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】家づくりで後悔しやすい5つのポイントを解説!コツを押さえて失敗を防ごう

 

ヌックで後悔しないためのポイント

ヌック

ヌックで後悔しないためのポイントは、以下の3つです。

  1. 用途や目的を事前に定める
  2. 収納を設ける
  3. 快適に過ごせる環境を整える


ポイントを押さえて、後悔を回避しましょう。
家づくりの後悔しないポイントを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】家づくりで後悔しないためのポイント”4つ”~よくある事例をもとに解説~

 

ポイント①:用途や目的を事前に定める

ヌックを最大限に活用するためにも、ヌックの用途や目的を事前に定めましょう。
ヌックには、以下のような用途があります。

  • 子どもの遊び場
  • 学習スペース
  • ワークスペース
  • 趣味を楽しむ場所
  • 読書スペース


ヌックの用途や目的を定める際には、長期的な目線を持つことが重要です。
例えば、子どもの遊び場として使う場合には、子どもが成長した後の活用方法を検討する必要があります。

ヌックの用途や目的が決まったら、次に紹介する「収納」や「環境整備」を意識して家づくりを進めてください。

 

ポイント②:収納を設ける

ヌックに収納を設けると、整理整頓した状態をキープしやすくなります。
例えば、読書スペースにする場合には本棚、子どもの遊び場にする場合はおもちゃの収納棚を設置するのがおすすめです。

どのようなアイテムをどれくらい保管するか検討したうえでヌックの収納を決めると、後悔を回避できます。
生活が始まってからカラーボックスなどを置くと、利用できるスペースが狭くなるので、収納のサイズを考慮してヌック全体の広さを決めましょう。

 

ポイント③:快適に過ごせる環境を整える

居心地のよいヌックを実現するためには、快適に過ごせる環境を整えることも大切です。
ヌックに以下の設備を取り入れると、快適性がアップします。

  • エアコン
  • 換気扇
  • 照明
  • コンセント


すべての設備を揃えると費用が高くなるので、
ヌックの用途や目的に合わせて、必要度の高い設備を導入しましょう。

家づくりで後悔しないためには、モデルハウスで実際に住宅を見学することも大切です。
アサヒグローバルホームのモデルハウスが気になる方は、展示場ページをご覧ください。

ヌックスペースのメリット・デメリットについてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】ヌックスペースがあると暮らしが変わる!メリット・デメリットと間取り事例を解説

 

ヌックを上手に間取りに取り入れる方法

ヌック

ヌックを上手に間取りに取り入れる方法は、以下の通りです。

  • 全体のバランスを考慮してヌックのサイズを決める
  • 長期的な利用方法を検討しておく
  • 照明や収納などを設けて環境を整える
  • 住宅のプロからアドバイスをもらう


特に、家族が多くの時間を過ごす
LDKにヌックを取り入れる場合には、空間に圧迫感が出ると家族全員の不満やストレスにつながるので、気をつけてください。

ヌックの用途や目的はもちろん、長期的な利用方法を検討しておくと、「無駄なスペースになった」という後悔を回避できます。

ヌックの広さや導入する設備に迷ったら、工務店の担当者など、プロに相談してアドバイスをもらいましょう。

 

ヌックを上手に取り入れた施工事例

ヌックを上手に取り入れた施工事例として、以下の2つを紹介します。

  1. グレイッシュモダンなリビングに家族が集う家
  2. デザイン性に優れたガルバと無垢材の調和した家


ヌックの取り入れ方でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

 

事例①:グレイッシュモダンなリビングに家族が集う家

キッチン>>このお家の全ての写真を見る


こちらの住宅はリビング階段の下とLDKの一角にヌックを設けており、注目ポイントは以下の通りです。

  • キッチンから階段下のヌックの様子を確認できる
  • LDKに設けたヌックの床には畳を採用している


リビング階段の下のヌックは、子どもの学習スペースとして活用。
キッチンからヌックの様子を確認できるため、安心して子どもを見守れます。

ヌック

LDKの一角に設けたヌックの床には畳を採用しており、寝っ転がりながらリラックスできるのも魅力です。
地窓と高窓に加えて照明も取り付けてあるので、時間帯に関係なく明るさを確保できます。

 

事例②:デザイン性に優れたガルバと無垢材の調和した家

LDK>>このお家の全ての写真を見る


こちらの住宅はリビング階段の奥にヌックを取り入れており、注目ポイントは以下の通りです。

  • 窓を設けているので採光を確保しやすい
  • 可動棚やカウンターを設置している


ヌックに縦長のスリット窓を設置しているため、
プライバシーを守りながらも日当たりを確保できます。
加えて、採光を確保しやすいことから、湿気がこもりにくいのもメリットです。

ヌック

ヌックには可動棚やカウンターが設置されているので、ワークスペースとして活用する際にもストレスがありません。

 

まとめ:ヌックにありがちな後悔を踏まえて理想の住まいを実現

LDK

ヌックにありがちな後悔の例には、「使用頻度が低い」「物置き化した」「圧迫感が出た」などがあります。
ヌックで後悔しないためには、用途を明確にしたり、快適に過ごせる環境を整えたりすることが大切です。

また、ヌックを取り入れることでコストが上がるため、予算内で建築できるか事前にシミュレーションしましょう。

アサヒグローバルホームでは、ヌックのある家をはじめとして、さまざまな住宅を手がけています。
当社の商品ラインナップを知りたい方は、ラインナップページをご覧ください。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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