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公開:2022.04.07   更新:2023.05.18

ここを妥協すると失敗する!注文住宅を1500万円で建てるコツとは?

1500万注文住宅を建てるコツは、設備のグレードを検討することや、内装・外観をシンプルなデザインにすることなどです。コツをおさえれば、1500万円の予算以内で理想の住宅を実現できますよ。

しかし、1500万円で理想の住宅が建てられるのか、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、1500万で注文住宅を建てるコツや費用内訳、1500万円の住宅の間取り例などをご紹介します。

本記事を読めば、1500万円の住宅を建てるためのコツが理解でき、理想の住宅を実現する準備ができますよ。

 

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注文住宅1500万円の費用内訳

1500万円注文住宅費用内訳を大きく4つに分けてご紹介します。

 

①建物本体価格

1つ目の費用は、建物本体価格です。

建物本体価格とは、その名の通り建物本体にかかる費用のことで、基礎工事、外装、配線・配管・空調工事などを含みます。

全体のうちの約80%が相場で、1500万円のうちの80%と考えると、1200万円が建物本体価格だと言えます。

 

②付帯工事費

2つ目の費用は、付帯工事費です。

付帯工事費とは、本体の建物以外にかかる費用のことで、照明や家電の設置、外構工事、水道管を敷地に引くための工事などを含みます。

費用全体の約15%が相場で、1500万円のうちの15%と考えると、225万円が付帯工事費だと言えます。

 

③諸費用

3つ目の費用は、諸費用です。

諸費用とは、建物本体・その周辺以外にかかる費用のことで、契約手数料、家具の購入などを含みます。全体費用の約5%が相場で、1500万円のうち5%と考えると、75万円が諸費用にあたります。

 

④土地代は除く

先述した1500万円の費用には土地代を含んでいません土地代は1500万円と別途で発生するので注意してください。

土地を含めて1500万円を予算とするなら、建物本体価格や付帯工事費を抑えた方が良いでしょう。

また、ここで挙げた費用相場はあくまでも一例で、さまざまな要因で変わることを覚えておいてください。

 

1500万円の注文住宅で妥協してはいけないこと

1500万円の注文住宅を建てる際に、妥協してはいけないこと3つご紹介します。

 

①耐震性・耐火性

1つ目は、耐震性・耐火性についてです。

耐震性や耐火性がないと、崩壊しやすく耐久性のない住宅になってしまうので、耐震性・耐火性は必ず意識しましょう。

住宅性能表示制度では、耐震性の等級が1~3で示されるのでチェックしてください。

耐震性を重視する場合は、最も耐震性があると判断できる等級3がおすすめです。耐震性を強くすることで、地震が起こった際の倒壊の確率を下げられます。

また、「省令準耐火構造」の住宅は防火性能を持っており、耐火性が高いと判断できるのでチェックしてください。

地震・火事の被害を防ぎ、長く住める家を実現しましょう。

 

②断熱性や空調設備

2つ目は、断熱性や空調設備についてです。

住宅本体の工事中でないと取り付けられない場合もあるので、興味のある断熱材や空調設備はあらかじめ取り入れておくべきです。

断熱性・空調設備がしっかりした家だと、快適さが段違いに変わるので、余裕のある方は検討してみましょう。

 

③部屋の数

3つ目は、部屋の数についてです。

部屋の数は適当に決めるのではなく、あらかじめ計画しておくのがおすすめ。なぜなら、将来にわたって家に住む人の数は変化するからです。

子どもが1人であるために部屋数を少なくした場合、後に子どもの数が増えた際に部屋数が足りなくなります。また、部屋をたくさん作りすぎても、子どもの独立後に部屋が余ってしまいます。

最大・最小の場合で、それぞれいくつ部屋数が必要か、明確にしておきましょう。

 

注文住宅を1500万円で建てるときに費用をおさえるコツ

注文住宅を1500万円で建てる際に、費用をおさえるためのコツ4つご紹介します。

 

①後々リフォームできる部分でコストダウンを図る

1つ目のコツは、後々リフォームできる部分でコストダウンを図ること

最初に注文住宅を建てる際に、設備やオプションを取り入れすぎるとコストがかかります。

そのため、後々リフォームで追加可能な設備やオプションはカットすることをおすすめします。

断熱材ウォークインクローゼットなど、後々リフォームでの追加が難しそうな設備は最初から追加して良いでしょう。

 

②水回り設備の数を減らす

2つ目のコツは、水回りの設備の数を減らすことです。

例えば、2階建てでもトイレは1階のみにするなど。

水回りを設置するためには、配管を置いたり大掛かりな工事をしたりと、何かと費用がかかります。そのため、水回りの設備をカットすると、費用が削減できるのです。

 

③外観や内観のデザインをシンプルにする

3つ目のコツは、外観や内観のデザインをシンプルにすることです。

デザインを工夫したい気持ちも分かりますが、さまざまな素材を使ってしまうと、その分費用もかかります。

費用をおさえるためには、凹凸のないシンプルなデザインにしたり使用する素材を減らしたりすることが大切です。

 

④設備のグレードを検討する

4つ目のコツは、設備のグレードを検討することです。

設備のグレードを決める際には、個人に合わせたグレードの設定が重要です。

例えば、トイレやキッチンの設備のグレードは落としても、お風呂は高齢者の方が生活しやすいように、グレードの高い設備を導入するなどです。

それぞれの事情に合わせて、設備のグレードを検討してみてください。

 

注文住宅を1500万円で建てる際の間取り例

1500万円の注文住宅を建てる際の間取り例3つご紹介します。

 

間取り例①:3LDK

1つ目は、3LDKの間取りです。

リビング、ダイニング、キッチンのほか、4.5~6.5畳の個室が3つある平屋です。

ゆったりとしたリビングに加え、個室が3つあるので、3~4人の家族であれば問題なく暮らせるでしょう。

また、平屋なので家族間の距離が近く、コミュニケーションを取りやすいというメリットがあります。

 

間取り例②:3LDK+WIC

2つ目は、3LDKとWICの間取りです。

リビングと3つの個室、ウォークインクローゼットがついています。

3つの個室にウォークインクローゼットが加わることで、多くの衣服が収納できるようになり、スッキリとした住まいを作れるでしょう。

 

間取り例③:4LDK

3つ目は、4LDKの間取りです。

リビングに加え、5~6畳の個室が4つあります。

個室が多いので、3~4人家族で十分快適に過ごせるでしょう。また、個室は物置や趣味部屋、書斎として活用しても良いですね。

 

まとめ

今回は、1500万で注文住宅を建てるコツや費用内訳、1500万円の住宅の間取り例などをご紹介しました。

1500万円で注文住宅を建てるコツは、設備のグレードを検討することや、内装・外観のデザインをシンプルにすることなどです。

また、費用内訳は「建物本体価格」「付帯工事費」「諸費用」に分けられます。1500万円で家を建てられるよう、これらの費用の予算をあらかじめ決めておいてください。

本記事を参考に、1500万円で理想の注文住宅を建てる準備をしていただければ幸いです。

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~注文住宅を1500万円で建てるときに費用をおさえるコツ~

①後々リフォームできる部分でコストダウンを図る
②水回り設備の数を減らす
③外観や内観のデザインをシンプルにする
④設備のグレードを検討する

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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