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公開:2024.10.11

耐震等級3は必要なのか?メリット・デメリット・耐震性能の高め方も解説

外観

日本で生活するにあたり、地震をはじめとする自然災害への備えが欠かせず、対策の重要性は年々高まっている状況です。
新築で家づくりをする際、できることなら耐震性を高くしたいと考える人も多いでしょう。

この記事では、地震に強い家づくりをしたい人に向けて、耐震等級3とはどのような基準なのか、耐震等級3の家を建てるメリット・デメリットをまとめました。
耐震性を高めるためにできることや、巨大地震に備える際の考え方についても紹介しています。

本記事の内容を踏まえて、耐震性が高く、安心して生活できる家づくりを目指しましょう。

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耐震等級3とは

キッチン

そもそも、耐震等級とは「住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称:品確法)」によって定められた基準を指します。
具体的には、「住宅性能表示制度」という、住宅の品質を客観的に評価するために設けられた指標の一つが耐震等級です。

耐震等級は建物の構造の安定性を評価するもので、設計や材料などのさまざまな要素をもとに、1〜3の3段階で示されます。
耐震等級3は、最も高い耐震性能を持つことを証明するもので、数百年に一度発生するような巨大地震を受けても、軽微な修繕だけで住み続けられるほどの強さがあるとされています。

また、耐震等級1に比べて1.5倍以上の耐震性を備えており、消防署や警察署といった、災害復興の拠点となるような施設に求められる基準が耐震等級3です。

 

耐震等級1・2との違い

耐震等級1は、現行の建築基準法に定められた耐震性能を保持していることを示します。
つまり、耐震等級1の強度が、耐震性を評価する際の下限・基準なのです。

実際、現行の建築基準法の水準を満たすように家づくりをした場合においても、震度6強〜7ほどの地震に対しても倒壊や崩壊しない強度があるとされています。
「耐震等級1で大丈夫なの?」という不安を抱くかもしれませんが、一定程度の耐震性は担保できている点は覚えておきましょう。

耐震等級2は、耐震等級1に比べて、1.25倍の耐震性があることを示すものです。
学校や病院をはじめとする公共施設や、長期優良住宅と認定されるために求められる最低限の等級であり、より高い耐震性を担保できます。

 

耐震等級3の家を建てるメリット

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耐震等級3の家を建てるメリットをまとめました。

  • 巨大地震への備えになる
  • 複数回の地震にも耐えやすくなる
  • 損傷を抑えられて生活の立て直しがしやすくなる
  • 地震保険の割引を受けられる


耐震等級3は、建築基準法で定められた水準の1.5倍以上の強度を備えており、いつ発生するか分からない巨大地震への備えになる点が大きなメリットです。

また、これまでに起こった震災は、本震だけでなく余震が何度も発生しています。
余震と言っても、震度6程度の大きな揺れが発生するケースもあることから、複数回の大規模な地震に備えなければなりません。

さらに、耐震性の高い家を建てることで、震災が起きた後の修繕にかかる時間を短縮できたり、そもそも被害に遭わなかったりすることも。

ほかにも、耐震等級3の家を建てることで、長期優良住宅の基準をクリアできるだけでなく、地震保険の割引を受けられるケースもあり、住宅にまつわるコストの削減にもつながります。

以下の記事では、地震に強い家の形について詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

【関連記事】地震に強い家の形とは?3つの特徴とポイント、おすすめの構造を解説

 

耐震等級3の家を建てるデメリットや後悔しがちなこと

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耐震等級3の家づくりにはさまざまなメリットがある一方で、以下のようなデメリットや後悔しがちな点があるのも事実です。

  • 壁や窓の位置が限定され、間取りの自由度が下がる可能性がある
  • 耐震性を高めるための費用がかかる
  • 被災するまで効果を実感できない
  • 必ずしも倒壊や損傷を防げるわけではない


耐震等級3を実現するにあたって、一般的な住宅に比べて耐力壁を増やしたり筋交いを増やしたりするケースが多いため、壁や窓の位置が制限されることもあります。
その結果、理想の間取りを実現できない可能性もあるでしょう。

当然ながら、耐震性を高めるために必要な資材や設備に対し、追加の費用がかかる場合もあります。

さらに、実際に被災するまで耐震性の高さを実感できることはないうえに、耐震等級3だからといって、必ず倒壊・損傷しないわけではありません。
費用対効果という意味で、どの程度の耐震性を求めるかは慎重な判断が必要といえます。

 

耐震性能を高めるためにできること

外観

家づくりを進めるにあたって、耐震性能を高めるためにできることやポイントをまとめました。

  • 上下階の壁の位置を揃える
  • 耐力壁の量を増やす
  • 建物を軽くする
  • 「耐震+制震」で対策を施す


建物の構造の安定性を求めるなら、上下階の壁や柱の位置を揃えるのがおすすめです。
例えば、一階と二階の床面積が同じになる総二階の住宅であれば、耐震性の向上を求めやすくなります。

ほかにも、屋根をガルバリウム鋼板をはじめとする軽量な素材にすることで、揺れによって生じるエネルギーの増幅を抑えるのに役立つでしょう。

さらに、地震への備えとして、建物自体の強度を高める「耐震」だけでなく、揺れを抑える「制震」技術も取り入れることで、地震により強い家づくりができます。

地震に強い家の特徴に関しては、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。

【関連記事】地震に強い家の特徴6選!建てる際の5つの注意点とよくある質問も解説

 

アサヒグローバルホームは耐震等級3の家づくりが標準

アサヒグローバルホームでは、長期優良住宅仕様に限られますが、耐震等級3の住まいを提供しています。

  • 制震ダンパーの「MIRAIE」を採用して、最大95%の揺れを低減
  • 家の重みを面で支えるベタ基礎
  • 「木造軸組パネル工法」により、高い耐震性と設計の自由度の高さを両立
  • 床の剛性を高めて地震発生時のねじれやゆがみに強さを発揮する「剛床工法」


上記は当社で採用している耐震性を高めるための技術・工法の一部で、長期にわたって安心して快適に過ごせる住まいの実現に役立っています。

当社の家づくりのこだわりに関しては、耐震性ページで詳しく解説しています。

 

当社では制震ダンパー「MIRAIE」を採用

当社では、「耐震+制震」技術による耐震性の向上に取り組んでおり、制震ダンパーのMIRAIEは、複数回の強い揺れに対して特に効果を発揮します。
本震だけでなく何度も発生する余震に対する備えも欠かせず、MIRAIEは地震に強い家づくりの実現に欠かせない設備です。

実際、2024年1月に発生した能登半島地震では多くの住宅が被害に遭われましたが、MIRAIEを搭載した住宅は目立った損傷もなく、生活の立て直しもスムーズだったとされています。

以下の動画は、能登半島地震を経験した方へのインタビューをまとめたものです。
MIRAIEがどれほどの効果を発揮するか気になる方は、ぜひ動画をご覧ください。

 

耐震性能に強みがある当社の施工事例

ここでは、耐震等級3の家づくりが可能な当社の施工事例を2つ紹介します。

  1. モノトーンキッチンがある上質なガレージハウス
  2. 自然と触れ合えてガレージで趣味を満喫できる家

 

事例①:モノトーンキッチンがある上質なガレージハウス

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こちらのお家では、車2台を余裕を持って停められるガレージを設けています。

ビルトインガレージは大きな開口部が必要とされるため、耐震性の観点ではマイナスにはたらきがちです。
しかし、当社が採用する技術を用いれば耐震性の高さを担保できるため、間取りの自由度も高まります。

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また、リビングの上部には大きな吹き抜けを採用。
室内の開放感もバッチリで、耐震性の高さと理想とする住まいの双方を実現できました。

 

事例②:自然と触れ合えてガレージで趣味を満喫できる家

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こちらのお家では、ビルトインガレージを施主様の趣味の空間として利用しています。
ドラムセットやミラーボールを置き、休日に家族はもちろん、友人も集まって楽器の演奏を楽しめる空間になりました。

ガレージ

ガレージにはDIYでカウンターを設置。
カウンター越しで夫婦水入らずの時間を満喫したり、友人を招いて楽しいひと時を過ごしたりするのにもピッタリです。

 

まとめ:耐震等級3の家の基準を理解しよう

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耐震等級は品確法に定められた建物の構造の安定性を評価する指標で、耐震等級3は最高水準を意味します耐震等級1は現行の建築基準法の耐震基準を満たす性能で、耐震等級3は、耐震等級1に比べて1.5倍以上の強度を誇るものです。

耐震等級3の家を建てることで、いつ発生するか分からない巨大地震に備えられたり、地震保険の割引を受けられたりする一方、間取りの自由度が下がる可能性もあります。

耐震性能を高めるには壁や柱の位置に配慮するだけでなく、「耐震+制震」技術を取り入れて、地震により強い家づくりを目指すのがおすすめです。
本記事の内容を参考に、毎日を安心して過ごせる地震に強い家づくりを目指しましょう。

当社では、ガレージのある家をはじめとする、さまざまな商品をご用意しています。
どのような家づくりができるか気になる方は、ラインナップページをご覧ください。

なお、当社では10月から新たなキャンペーン「建て替え応援 南海トラフ地震に備える家づくり」を実施しています。
詳細は「地震に強いキャンペーン」ページをご確認ください。

【関連記事】地震に強い間取りの特徴2選!注意点などをわかりやすく解説
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この記事の監修

青木 達也

青木 達也

役職執行役員 住宅工事部 部長

保有資格一級建築施工管理技士、木造建築士、住宅用太陽光発電施工士

京都国際建築技術専門学校 (現・京都建築大学校)を卒業。
2000年にアサヒグローバルホーム入社後、延べ700棟以上の現場を担当。

現在はアサヒグローバルホーム執行役員 住宅工事部部長として家づくりに携わる。

# 構造・工法