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公開:2024.12.12

耐震住宅とは?メリット・デメリットや耐震等級の違い・補助金も解説

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家を建てる際、地震に強い耐震住宅にしたいと考える人は少なくありません。
世界的に見ても地震が多い日本では、安心して暮らすために住宅の耐震性能を高めるのは欠かせない取り組みといえるでしょう。

そこでおすすめなのが、耐震住宅です。
この記事では、耐震住宅が何なのかに加えて、耐震住宅を採用するメリットやデメリットを解説します。

耐震住宅を建てる際に活用できる補助金や耐震住宅の施工事例も紹介しますので、家づくりの参考にしてください。

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耐震住宅とは

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耐震住宅とは、地震の衝撃に耐えられるよう設計された住宅のことです。
耐震に関する基準は、1981年の建築基準法の改正をきっかけに厳しくなりました。

新耐震基準では、建物が震度の強い地震にも崩壊せずに耐え抜くことが期待されています。
新耐震基準を満たしていれば、十分な耐震性能があるといえるでしょう。

現在では、新耐震基準を満たす住宅を「耐震住宅」と呼んでいます。
また、新耐震基準を満たす住宅は、後述する耐震等級1に該当することも覚えておきましょう。

 

耐震等級の概要

耐震等級とは、住宅がどの程度の地震に耐えられるかを評価するための基準です。
耐震等級は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づき制定され、建物の耐震性能を客観的に評価するために使用されています。

耐震等級は1から3までの3段階に分かれており、数字が大きいほど強い地震にも耐えられることを意味します。
各等級の具体的な性能は下表のとおりです。

耐震等級 耐震の強度 備考
3 極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力の1.5倍に対して倒壊、崩壊しない程度 災害後の人命救助に不可欠な消防署などに採用されるほどの性能
2 極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力の1.25倍に対して倒壊、崩壊しない程度 長期優良住宅として認定を受けるための条件
1 極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力に対して倒壊、崩壊しない程度 震度7などの大地震によって大きく損傷する可能性がある

引用元:国土交通省|新築住宅の住宅性能表示制度ガイド

耐震等級3については、以下の記事でさらに詳しく解説していますので、ご覧ください。

【関連記事】耐震等級3は必要なのか?メリット・デメリット・耐震性能の高め方も解説

 

耐震住宅のメリット・デメリット

以下の表に、耐震住宅のメリット・デメリットをまとめました。

メリット デメリット
  • 建設コストを抑えやすい
  • 設計の自由度が高い
  • 台風などの強風にも強い
  • 地震保険の優遇措置を受けられる
  • 地震の揺れが直接建物に伝わる
  • 倒壊を防いでも変形や損傷が発生する可能性がある
  • 繰り返す地震に対する耐久性が低い

 

耐震住宅のメリット

耐震住宅のメリットは、以下のとおりです。

  • 建設コストを抑えやすい
  • 設計の自由度が高い
  • 台風などの強風にも強い
  • 地震保険の優遇措置を受けられる


耐震住宅は、一般的に制震や免震住宅と比較してコストを抑えやすい点がメリットです。
地盤の影響を受けづらく、設計の自由度が高いのも耐震住宅の利点といえるでしょう。

さらに、耐震住宅は地震だけでなく、台風や強風による横揺れにも強いです。
同じ地震に対する対策でも、免震は風による影響を比較的受けやすいため、住宅が損傷し得る複数のリスクを軽減できるのは耐震構造ならではのメリットといえます。

加えて、耐震等級が高い住宅に対しては、地震保険の割引が適用されるケースも多いです。
たとえば、耐震等級3の住宅では50%の割引が受けられるため、長期的にかかる費用を削減するのにも役立つでしょう。

制震や免震については、以下の記事で紹介しているので、あわせてご確認ください。

【関連記事】免震と耐震・制震の違いとは?それぞれのメリット・デメリットも解説

引用元:財務省|地震保険制度の概要

 

耐震住宅のデメリット

耐震住宅のデメリットは、以下のとおりです。

  • 地震の揺れが直接建物に伝わる
  • 倒壊を防いでも変形や損傷が発生する可能性がある
  • 繰り返す地震に対する耐久性が低い


耐震住宅は、地震の揺れを吸収しないため、衝撃が建物に直接伝わるのが難点です。
家具の転倒や居住者のケガといったリスクが高まるほか、揺れによる二次被害の発生も懸念されます。

耐震住宅は建物の倒壊を防げますが、震度7などの大地震に遭うと構造自体が変形し、損傷を受ける可能性もあります。
制震・免震住宅と比較し、余震に対する耐久性にやや不安がある点もデメリットの1つです。

 

耐震住宅に関する補助金

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耐震住宅の普及を促進するため、国と地方自治体は、耐震診断や改修工事に対する補助金制度を整えています。
特に、1981年以前に建てられた旧耐震基準の住宅に対して、補助金が適用されるケースが多く見られます。

たとえば、石川県では県と市町村が連携して住宅の耐震改修費用を一部補助する制度を実施しており、2024年からは補助金の限度額を引き上げています。

補助内容や要件などを把握するためにも、居住予定の市区町村が運営する公式サイトで最新情報を確認しましょう。

引用元:石川県|石川県住宅耐震化促進事業

 

アサヒグローバルホームの耐震住宅へのこだわり

アサヒグローバルホームでは、耐震等級3の家づくりを行っています。
さらに、当社では制震技術「MIRAIE」を標準搭載しています。

MIRAIEは、特別なゴムを使用して建物の揺れを効率的に吸収し、余震にも強い耐久性を持たせる制振システムです。
MIRAIEによって、建物の揺れを最大95%低減できることが確認されています。

当社では、耐震住宅を実現するためのさまざまな施工に取り組んでいるので、詳細が気になる方は耐震性ページをご覧ください。

 

耐震設備にこだわった当社の施工事例

ここでは、耐震設備にこだわった当社の施工事例を3つ紹介します。

  1. スタイリッシュモダンなガレージハウス
  2. お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス
  3. 深みのある色が落ち着きをもたらすガレージの家

 

事例①:スタイリッシュモダンなガレージハウス

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「スタイリッシュモダンなガレージハウス」は、シックでダークな外観が印象的な住宅です。

玄関ホール

一歩足を踏み入れると、明るく開放的な玄関が来訪者を迎え入れます。
ガレージと直結した玄関は、利便性を考慮した設計です。

LDK

インテリアにはテーマカラーのグレーを基調とし、シンプルな空間にグリーンがさりげなく彩りを添えています。

LDK

鉄骨階段のブラックが全体を引き締め、スタイリッシュな雰囲気を演出しているのもポイントです。

 

事例②:お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス

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「お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス」は、家族の暮らしに便利さと遊び心を兼ね備えた設計が特徴です。
ガレージハウスのおかげで、雨の日に買い物をしても、濡れずに室内に入れます。

ガレージから土間収納を経由してキッチンに向かえるため、荷物運びもスムーズです。

ウッドデッキ

リビングとウッドデッキが一体化した開放的な空間は、人工芝を敷いた庭へと続き、お子さまが安心して思い切り走り回れる環境を実現。

LDK

施主様がこだわったLDKのインテリアは、無垢材の温もりと洗練されたデザインが調和し、空間全体に心地よい落ち着きをもたらしています。

 

事例③:深みのある色が落ち着きをもたらすガレージの家

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「深みのある色が落ち着きをもたらすガレージの家」は、奥行きのある土地に合わせたデザインが特徴で、前面に広々としたガレージを配置しました。
外壁には落ち着きのあるブルーを採用しており、バルコニーのアクセントに古材風のブラウンを使用したスタイリッシュな外観が印象的です。

ガレージ

当初は車やバイクの保管場所として設けられたガレージですが、現在は家族でのBBQやお子さまの遊び場としても活用されています。

LDK

室内には、吹き抜けのある広々としたLDKが広がっています。
ホームパーティを開いても余裕のある設計で、心地よい時間を過ごせる空間になりました。

 

まとめ:耐震住宅で安心・安全な住まいを実現

耐震住宅は、1981年の新耐震基準に基づき、地震の衝撃に耐えるよう設計された住宅です。
耐震等級は1から3まであり、数字が大きいほど高い耐震性能を持っています。

耐震住宅のメリットとして、建設コストを抑えやすく、設計の自由度が高い点が挙げられます。
一方、地震の揺れが直接建物に伝わるため、建物の倒壊は防げても損傷する可能性があることや、繰り返す地震への耐久性が低いといったデメリットも存在するため、注意が必要です。

耐震性能にこだわった住宅を建てれば、安心・安全な住まいを実現できるでしょう。
アサヒグローバルホームでは、耐震等級3の住宅のほか、さまざまな耐震対策を講じた住宅を提供しています。

実際に当社の住宅を見てみたい方は、来場予約ページからご予約のうえ、住宅展示場へぜひお越しください。

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この記事の監修

青木 達也

青木 達也

役職執行役員 住宅工事部 部長

保有資格一級建築施工管理技士、木造建築士、住宅用太陽光発電施工士

京都国際建築技術専門学校 (現・京都建築大学校)を卒業。
2000年にアサヒグローバルホーム入社後、延べ700棟以上の現場を担当。

現在はアサヒグローバルホーム執行役員 住宅工事部部長として家づくりに携わる。

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