公開:2025.02.21
新築で床暖房の導入は後悔する?後悔しないためのポイントや選び方を解説
家の寒さ対策にはさまざまありますが、底冷えを防ぐために床暖房を導入したいと考える人もいるでしょう。
足元からじんわりと暖まる床暖房は、「導入したら手放せない」という声が多い一方、なかには「導入して後悔した」という人もいるようです。
この記事では、新築で床暖房の導入を検討している人に向けて、床暖房を導入した人によくある後悔を紹介します。
床暖房を導入して後悔しないためのポイントや床暖房の種類、導入する際の失敗しない選び方もまとめました。
新築で床暖房を導入しようか悩んでいる人はもちろん、リフォームで床暖房を付けようか検討している人も、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
床暖房を導入した人によくある後悔
床暖房を導入した人によくある後悔は、以下の5つに大別できます。
- メンテナンスが大変
- コストパフォーマンスがイマイチ
- 暖まるまでに時間がかかる
- 使用できる床材に制限が出た
- エアコンだけで対応できた
後悔①:メンテナンスが大変
床暖房を導入した際に最もよくある後悔が、導入後のメンテナンスが大変という点です。
後述するように、床暖房は暖め方の方法で温水式と電気式の大きく2種類に分けられ、温水式の床暖房の場合、内部を流れる不凍液は2〜3年に一度を目安に交換する必要があります。
また、熱源設備は10〜15年を目安に点検を依頼し、必要に応じて修理・メンテナンスしなければならないことも。
電気式の床暖房の場合、導入後のメンテナンスは特段不要ですが、故障しないわけではありません。
床暖房の種類によってはメンテナンスが大変になるため、導入時には注意が必要です。
後悔②:コストパフォーマンスがイマイチ
床暖房を導入してからの電気代やメンテナンスコストを含めたコストパフォーマンスに関して、後悔する人が一定数いるようです。
- エアコンのほうが電気代が安かった
- 冬しか使わないため割に合わない
- 導入する種類によっては初期費用が高額になる
エアコンと床暖房を比較した際、導入時に一定のコストがかかるのは同じですが、エアコンの台数次第ではあるものの、床暖房のほうが高額になるでしょう。
年間を通して使用する日数で考えると、エアコンは冷暖房として使用できるため、年間を通して利用できます。
床暖房は使用するのが冬の期間に限られ、11月から3月頃にかけての5ヶ月前後で使用するのが一般的です。
メンテナンスコストに関しても、エアコンはフィルターの掃除を定期的に行う必要があるものの、簡単な掃除であれば自ら行えるので費用はかかりません。
床暖房を導入する際は、ほかの暖房器具との比較をした上で、使用するメリットがどの程度あるか明確にすることが大切です。
後悔③:暖まるまでに時間がかかる
床暖房は足元からじんわりと暖まる感覚を得られるところに大きな魅力がある一方、暖まるまでの時間に関して後悔する人が多い傾向です。
床暖房は電源を入れてすぐに暖まるわけではない上、部屋や空間全体を暖めるものでもありません。
床暖房を使用する際は、起床時間の1時間ほど前にタイマーを設定して電源を入れたり、暖まるまでの間はエアコンを併用したりするなどの対策は必須と言えます。
ただし、床暖房は電源を切った後も余熱が残るため、就寝前などは余熱を活用して、節電しながら床暖房を使用することも可能です。
後悔④:使用できる床材に制限が出た
床暖房の特性として床下に熱が伝わるため、使用できる床材に制限が出ることに後悔するケースもあります。
床暖房に対応していない床材を使用すると、熱の影響でひび割れを起こすことも。
家づくりを進めるにあたり、床暖房に適していない床材があることは覚えておきましょう。
後悔⑤:エアコンだけで対応できた
床暖房を導入した人のなかには、住宅の性能が高く、エアコンだけで寒さ対策が可能だったことから、床暖房を入れる必要がなかったと後悔する人もいるようです。
高気密高断熱な家づくりをすると外気が入る隙間はほとんどなく、機械的に換気できるため、年間を通して室内を適温に保ちやすくなります。
基礎部分や壁・天井などの断熱性が高ければ、住宅全体が魔法瓶のような状態になり、エアコンだけでも足元から暖かい状態を実現できます。
住宅の施工品質が高ければ床暖房を使用するまでもないケースもあるため、床暖房の導入は工務店に相談しながら検討しましょう。
高気密高断熱な家づくりに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】高気密高断熱な住宅を建てる際のポイントとは?メリット・デメリットも解説
床暖房を導入して後悔しないためのポイント
床暖房を導入して後悔しないためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 住宅設備の優先順位をつける
- 床暖房の種類を理解する
- ほかの暖房器具と比較検討する
- ライフスタイルや自身の健康状態・身体的な特性を踏まえる
前提として、家づくりには予算があるため、すべての理想を叶えられるわけではありません。
そのため、導入したい住宅設備に優先順位をつけて、床暖房の優先度が高い場合に初めて導入を検討しましょう。
床暖房を検討する際は、床暖房の種類別の特徴を理解しつつ、ほかの暖房器具との比較検討も欠かせません。
最後に、「自宅で一日を過ごすことが多い」「冷え性で足元からの冷えを抑えたい」などの家族の特性を踏まえて、床暖房の要否や導入を検討すると後悔を防げるでしょう。
床暖房は大きく4種類に分けられる
床暖房は、暖め方の方式で電気式と温水式の大きく2種類に分けられ、温水式には以下の3種類があります。
- ガス式
- ヒートポンプ式
- 灯油式
床暖房の種類ごとの特徴は下表のとおりです。
種類 | 特徴 |
電気式 |
|
ガス式 |
|
ヒートポンプ式 |
|
灯油式 |
|
それぞれの特徴や違いを理解して、どの方式が最適か考えてみましょう。
床暖房を導入する際の選び方
床暖房を導入する際は、以下の基準で選ぶのがおすすめです。
- 初期費用
- 導入後のランニングコスト
- メンテナンスの頻度や回数
- 扱いやすさ(暖まるまでの時間)
コスト面でどのタイプの床暖房にすべきか判断するのがベターですが、以下の基準を持っておくと、より柔軟な選択が取れます。
- そもそも床暖房が必要なのか(使う時期の見定め)
- エアコンで対応できないか
- 高気密高断熱な家づくりを進めたほうがコストパフォーマンスがよい可能性
場合によっては、施工品質の高い家づくりにお金をかけたほうが、20年・30年先を見据えたトータルコストを抑えられることもあるでしょう。
家づくりに関する後悔は、以下の記事でも詳しく紹介しているのであわせて参考にしてみてください。
【関連記事】注文住宅は後悔ばかり?5つのポイントと後悔しないためにできることを解説
床暖房を導入した当社の施工事例
こちらのお家は、約23帖の広々としたLDKが特徴的。
天井には木目調のクロスを採用してデザイン性を高めただけでなく、折り上げ天井にして開放感も演出しています。
リビングには床暖房を採用しており、「冬でも寒さを感じにくく快適に過ごせるため、家を建ててよかった」とのことです。
床暖房の導入に迷った際は住宅展示場で相談しよう
床暖房にはさまざまな種類がある上、ほかの暖房器具で寒さ対策を施せたり、高気密高断熱な家づくりによって快適に過ごせたりするので、導入の判断は迷ってしまいがちです。
床暖房を導入して後悔しないためにも、悩んだ時は住宅展示場で家づくりのプロに相談するのがおすすめです。
床暖房を採用しているモデルハウスを見学したり、担当者に自分たちの家づくりへの希望を聞いてもらったりすれば、後悔する可能性を下げられるでしょう。
東海三県で新築住宅を建てるならアサヒグローバルホーム
アサヒグローバルホームでは、愛知・三重・岐阜県で多くのお客さまの家づくりに携わってきました。
高気密高断熱な家づくりには特に力を入れており、全棟気密保証付きで省エネな住宅の建築が可能です。
当社の家づくりへのこだわりは、基本性能ページで詳しく紹介しています。
施工事例ページに、当社で建てたさまざまなテイストの住宅を掲載しているので、家づくりの参考にしてみてください。
まとめ:床暖房によくある後悔を踏まえて理想の家を実現
床暖房を導入した人によくある後悔をおさらいしましょう。
- メンテナンスが大変
- コストパフォーマンスがイマイチ
- 暖まるまでに時間がかかる
- 使用できる床材に制限が出た
- エアコンだけで対応できた
床暖房を採用するかどうか検討する際は、初期費用だけでなく、ランニングコストやメンテナンスの回数・頻度、家族のライフスタイルなどを踏まえて、総合的に判断することが大切です。
床暖房を導入して後悔する人がいる一方で、「床暖房なしの生活は考えられない」などと満足している人がいるのも事実です。
本記事の内容を参考に、床暖房のある生活を具体的にイメージしながら、理想の家づくりを実現させましょう。
アサヒグローバルホームでは、電気代ZEROの家やECO家事の家など、さまざまなコンセプトの住宅を用意しています。
当社が提供する商品の詳細はラインナップページで紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。
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