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公開:2024.06.24   更新:2024.06.25

天井が高い家は何cm?メリット・デメリット・開放感を演出するアイデアも

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具体的に何cmあれば「天井が高い」といえるのか、基準がよく分からない人も多いでしょう。

建築基準法では「居室の天井の高さは2m10cm以上でなければならない」と定められていますが、実際の天井高は2m10cmより高い場合が一般的です。

この記事では、天井が高い家を実現するには何cm以上を目安とすべきなのかを解説しています。

天井が高い家にするメリット・デメリットも解説しますので、天井を高くしようか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

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「天井が高い家」は何cmから?

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「天井が高い家」とは具体的にどの程度の高さが必要なのかを判断するために、まずは新築一戸建てや賃貸マンションの、一般的な天井の高さを把握しましょう。

両者の天井高が分かれば、何cmくらいから天井が高いといえるのか、高さの目安を考えられます。

 

新築一戸建ての一般的な天井高

一般的な新築一戸建て住宅における天井の高さは、1階部分が2m40cm、2階部分が2m20cm程度です。

1階は広々とした空間が求められることが多く、若干高めに設定される傾向があります。

一方、2階はプライベートな空間として利用されることも多く、やや低めの天井高で設計されるのが一般的です。

 

賃貸マンションの一般的な天井高

賃貸マンションにおける天井の一般的な高さは、新築一戸建ての1階部分と同じく、2m40cmです。

一般的な住宅における天井の高さが2m40cmであるため、それに合わせて賃貸マンションも同じ天井高にしているのでしょう。

しかし、近年では10cm高い2m50cmを天井の高さとして設計するマンションが増えている傾向です。

 

天井高は2m40cm前後が一つの目安

一般的な新築一戸建てや賃貸マンションでは、天井の高さが2m40cmであることが分かりました。

そのため、2m40cm以上だと天井が高いといえるでしょう。

具体的には、天井高が2m60cmから3m程度あると、天井が高いと感じやすいです。

より開放感のある家を実現したい場合は、天井を2m60cm以上に設計することを視野に入れるとよいでしょう。

 

天井が高い家にするメリット・デメリット

天井が高い家には、メリットがあればデメリットも存在します。

それぞれ解説するので、天井を高く設計するかどうかの判断材料にしてください。

 

天井が高い家にするメリット

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天井が高い家には、以下4つのメリットがあります。

  1. 開放感がある
  2. 採光を取り込みやすい
  3. インテリアを自由に考えやすくなる
  4. 換気がしやすくなる


天井が高くなると、部屋全体が広く感じられるので、よりリラックスした気持ちで過ごせるでしょう。

天井が高い家の場合、通常より高い位置に窓を設けられるため、自然光が室内の中心まで届きやすくなります。また、日中は照明の必要性が減るので、光熱費の削減にもつながるでしょう。

ほかにも、インテリアデザインの自由度が増すこともメリットの1つです。

天井が高い家では、大きな家具やアート作品、シャンデリアなど、存在感のあるインテリアを配置しても圧迫感を感じづらい特徴があります。

さらに、高い天井は換気効果を高めることも可能です。暖かい空気が上昇し、自然と室内の空気が循環するため、新鮮な空気を常に保ちやすくなります。

天井が高い家には、実用的なメリットだけでなく、美的なメリットもあるといえるでしょう。

 

天井が高い家にするデメリット

一方、天井が高い家にすることで、以下3つのデメリットがあります。

  1. 空調の効率が下がる
  2. 音が響きやすい
  3. 掃除やメンテナンスの手間がかかりやすい


天井が高いと室内の体積が増えるため、暖房や冷房の効果が十分に感じにくくなることも。

特に、冬季は暖かい空気が上部に溜まりやすく、床近くは冷たく感じることが多いです。室温を快適に保つためには、高い温度で暖房をつける必要があるので、光熱費が高くなることもあるでしょう。

ほかにも、音が響きやすくなるデメリットも。高さがある分、音が空間内で反響しやすくなり、生活音が響きやすくなることがあります。

さらに、メンテナンスの大変さも考慮しなければならない問題の1つです。特に、高い位置にある窓や照明器具は、清掃や交換に手間取ってしまうこともあるでしょう。

上記のデメリットを理解したうえで、天井が高い家にするかどうかを判断しましょう。

 

天井の高さや開放感を演出するアイデア

天井の高さや開放感を演出するには、以下5つのアイデアを取り入れるのがおすすめです。

  1. 吹き抜け
  2. 勾配天井
  3. 折り上げ天井・折り下げ天井
  4. 化粧梁
  5. オープン階段

 

吹き抜け

吹き抜け天井

吹き抜けとは、複数階にわたって床を作らないことで、開放感を高める設計です。

吹き抜けを取り入れて天井の一部、または全面的に開放し、上の階まで空間がつながるようにすることで、視覚的にも空間的にも広がりを感じられます。

リビングや階段のあるエリアに吹き抜けを設けることで、自然光がより多く室内に入り込み、明るく快適な居住空間を作り出すことが可能です。

吹き抜けリビングについては以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

【関連記事】吹き抜けリビングでおしゃれな間取りを目指そう!メリット・デメリットや施工事例を解説

 

勾配天井

勾配天井

勾配天井とは、屋根の形状を利用して天井を斜めに設計する方法で、平屋や建物の最上階で見られることが多いです。

勾配天井を取り入れることで、デッドスペースとなる天井裏を有効活用でき、空間に開放感と視覚的な広がりをもたらします。

また、勾配天井は自然光の取り入れを改善し、室内を明るく快適にする助けにもなるでしょう。

勾配天井を採用することで、床面積を無駄にせず、スタイリッシュな空間を実現できます。

 

折り上げ天井・折り下げ天井

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折り上げ天井と折り下げ天井は、室内のデザインを豊かにする設計です。

折り上げ天井は、天井に複数の凹みを設けて、部屋を視覚的に高く見せる効果があります。

一方、折り下げ天井は、天井の一部を通常の天井高よりも低くすることで、空間にメリハリが生まれる設計です。

どちらも照明をうまく取り入れることで、実用性と美観を兼ね備えたデザインとして機能します。

 

化粧梁

化粧梁

化粧梁は、建物の構造に不可欠ではないものの、インテリアデザインを豊かにする装飾です。

化粧梁を採用することで、視覚的に空間を高く見せる効果を持ち、部屋全体に広がりを感じさせます。

化粧梁を導入するメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】見せ梁(化粧梁)でオシャレな家づくり!メリット・デメリットと実例を解説

 

オープン階段

オープン階段

オープン階段は、階段の下部が開放された設計で、空間を広く見せる効果があります。

オープン階段は壁や扉に囲まれていないので、視線が遮られず部屋全体がつながって見え、空間の一体感を強調します。

また、階段の開放的な構造により、自然光が室内に広く行き渡るため、部屋全体がより明るく感じられるのも魅力です。

天井も含め、家全体の視覚的な広がりを演出したい人にオープン階段は特におすすめです。

 

天井が高い家がおすすめな人

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天井が高い家がおすすめなのは、以下の特徴に当てはまる人です。

  • デザイン性重視
  • 開放感のある暮らしを実現させたい
  • 高身長な家族がいる


天井が高い家はさまざまな空間の演出を考えられるので、室内装飾の選択肢を広げたいなど、
デザインを重視する人には特におすすめです。

また、開放感を求める人にとって、広々とした天井は住空間にゆとりと心地よさをもたらすでしょう。

高身長の家族がいる場合、通常より高い天井を取り入れることで、一般的な住宅で感じがちな天井の圧迫感を軽減できます。

 

アサヒグローバルホームでは天井高2m60cmを採用

アサヒグローバルホームでは、スタンダード仕様を除き、天井高2m60cmを標準として採用しています。

高さのある天井は、通常の住宅やマンションに比べて広々とした空間になり、住む人にゆったりとした開放感を感じさせます。

天井が高い家だと、お子さまものびのびと育つことでしょう。

実際に天井が高い家の良さをお客様が体験できるように「街なかモデルハウス」という見学会を実施しています。

モデルハウスはただ家を見せるだけでなく、住む人の生活を豊かにする当社のこだわりを体感できる場ですので、ぜひ足をお運びください。

 

まとめ:天井が高い家で開放感のある暮らしを実現

レッスン室

天井が高い家は、空間に開放感とデザインの自由度をもたらします。

一般的な住宅における天井高は2m40cmのため、天井が2m60cmから3m程度あると、部屋はより広く感じられるでしょう。

天井が高い家のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・開放感がある
・採光を取り込みやすい
・インテリアを自由に考えやすくなる
・換気がしやすくなる
・空調の効率が下がる
・音が響きやすい
・掃除やメンテナンスの手間がかかりやすい


天井が高い家のメリット・デメリットを踏まえ、自分たちの暮らしに適しているかどうかを考えてみましょう。

天井が高い家を含め、アサヒグローバルホームが提供する住宅に興味のある人は、ぜひ当社のラインナップ関連ページをご覧ください。

【関連記事】勾配天井は照明選びが肝心?メリット・デメリットと3つの施工実例を解説
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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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