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公開:2024.10.15

免震と耐震・制震の違いとは?それぞれのメリット・デメリットも解説

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地震大国である日本において、建物が地震で倒壊しないように適切な対策を講じることは不可欠です。
主な地震対策としては、免震や耐震、制震が挙げられます。
しかし、それぞれの違いがよく分からない人も多いでしょう。

そこでこの記事では、免震・耐震・制震の違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
最も適した対策を選ぶには、3つの違いを理解することが欠かせません。

本記事を通じて免震・耐震・制震の特徴を把握し、より安心して暮らすためにはどの対策を講じるべきか考えてみましょう。

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免震・耐震・制震の違い

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地震に対する備えには、以下の3種類があります。

  1. 免震
  2. 耐震
  3. 制震


免震は建物と地盤の間に装置を設置し、地震の揺れが直接建物に伝わらないようにする方法で、制震は建物内部に揺れを吸収する装置を設置し、揺れを軽減する方法です。

一方、耐震は建物の強度を高め、揺れに耐えられる構造を作る対策です。

 

免震とは

免震とは、建物と基礎の間に免震装置を設置し、地震の揺れが建物に直接伝わらないようにした構造を指します。
免震装置は、主に地震による揺れを吸収するダンパーやアイソレータと呼ばれる部品で構成されています。

大きな地震が発生した場合であっても、耐震や制震と比較して建物が揺れづらい点が免震の特徴です。
建物の倒壊リスクを抑えられることから、マンションで取り入れられることが多い傾向にあります。

 

耐震とは

耐震とは、建物の構造体そのものを強化し、地震の揺れに耐えられるようにした構造を指します。
耐力面材や斜めに建材を取り付ける筋交いを壁に使用したり、柱や梁の接合部を補強したりすることで、建物全体の強度を高めます。

耐震に関する基準は建築基準法に定められており、住宅やマンション、学校などでも採用されることが多く、耐震は最も普及している地震対策といえるでしょう。

耐力面材に関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

【関連記事】耐力面材とは?必要性や種類・取り入れるメリット・デメリットを解説

引用元:e-Gov | 建築基準法 第二十条 第二項

 

制震とは

制震とは、建物内部に設置した制震ダンパーや重りなどで地震の揺れを吸収し、揺れを小さくする構造です。
制震ダンパーには、MIRAIEが使用されるケースが多いです。

MIRAIEの詳細については、以下の動画で紹介していますので、あわせてご覧ください。

制震は、高層ビルやタワーマンションのような、上階に揺れが増幅しやすい建物に効果的です。
耐震と組み合わせて使われる場合が多く、揺れを抑えることで建物の損傷や倒壊リスクを軽減します。

 

免震を取り入れるメリット・デメリット

免震を取り入れるメリット・デメリットを以下の表にまとめましたので、ご確認ください。

メリット デメリット
・地震の揺れを大幅に軽減できる
建物や内装へのダメージも減らせる
・設置コストが高い
・地震以外でも揺れる場合がある
・地盤を選ぶ


免震は地震の揺れを大幅に軽減できるため、建物や内装へのダメージを減らせる点がメリットです。
揺れが小さくなると、タンスなどの家具が倒れるリスクを減らせるので、安全性が向上する点もメリットといえるでしょう。

一方で、設置コストが高いうえに、定期的なメンテナンスが必要で、ランニングコストもかかるデメリットがあります。
免震は横揺れに効果的ですが、縦揺れの地震や台風のような強風にはあまり対応できないことも課題です。

そのため、免震を採用する際は、地盤が不安定でないかどうかを事前に確認しなければなりません。

 

耐震を取り入れるメリット・デメリット

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耐震を取り入れるメリット・デメリットは、以下の表のとおりです。

メリット デメリット
・地盤や立地を選ばない
・通常の範囲内のコストで施工できる
・工期が短く済む
・複数の揺れが起きると損傷・ダメージが蓄積される
・地震の揺れが直接伝わる


耐震は免震のように地盤に左右されず、通常のコスト内で施工できる点がメリットとして挙げられます。
また、特殊な工事を必要としないため、工期が短く済むこともメリットの一つです。

しかし、地震が複数回起こると建物にダメージが蓄積され、損傷する可能性があります。
また、地震の揺れが建物に直接伝わるため、家具が倒れて壊れてしまうこともあるでしょう。

 

制震を取り入れるメリット・デメリット

制震を取り入れるメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

メリット デメリット
・建物の損傷や変形などを抑えられる
・免震より低コスト
・メンテナンスコストも低い
・後付けの場合は効果を発揮しづらいことがある
・地盤の影響を受けやすい


制震は、耐震に比べて
複数回起こる地震に強いため、建物の損傷を最小限に抑えられるメリットがあります。
さらに、免震に比べてコストが低く、部品の取り換えがほぼ不要なので、メンテナンスコストがほとんどかからない点も魅力です。

一方、制震装置は後付けの場合、設置場所や構造によって効果は限定的なことがあります。
また、地盤の状態によって十分な効果が得られない場合もあるため、採用する際は設置場所や地盤などを考慮しなければなりません。

 

アサヒグローバルホームは「耐震+制震」を採用

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アサヒグローバルホームでは、耐震と制震の2つの技術を採用しています。
まず、ベタ基礎で建物全体を面でしっかりと支え、地震の揺れに耐えられる安定性を確保。

さらに、在来工法である木造軸組工法とツーバイフォー工法の利点を組み合わせた「木造軸組パネル工法」を採用し、耐震性と設計の自由度を高めています。
加えて、超高層ビルなどでも採用されている制震ダンパー「MIRAIE」を建物に取り付けることで、地震の揺れを最大95%軽減します。

当社の地震対策についてさらに詳しく知りたい方は、耐震性ページをご覧ください。

 

耐震等級3の安心できる住まいを提供

当社は、地震に対するさまざまな対策を講じることで、最高等級に該当する耐震等級3をクリアした住まいを提供しています。
耐震等級3とは、非常にまれに発生する大規模な地震に耐えられる耐震性能のことです。

耐震等級3を獲得している住宅であれば、地震が起きても倒壊のリスクが極めて低く、安全性が高いとされています。
耐震等級3に関しては、以下の記事でさらに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

【関連記事】耐震等級3は必要なのか?メリット・デメリット・耐震性能の高め方も解説

引用元:国土交通省|新築住宅の住宅性能表示制度ガイド

 

耐震性能に強みがある当社の施工事例

耐震性能に強みがある当社の施工事例を2つ紹介します。

  1. グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家
  2. モノトーンキッチンがある上質なガレージハウス

 

事例①:グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家

外観>>こちらのお家の全ての写真を見る


「グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家」は、グレーを基調としたモダンな外観が特徴です。

LDK

2階に配置されたLDKを折り上げ天井や化粧柱で緩やかに仕切ることで、空間にメリハリをつけています。

バルコニー

屋上のルーフバルコニーは、腰壁を高く設計し、プライバシーを確保。

和室

さらに、お子さまのためにカウンターを設けた畳コーナーや1.8帖の趣味部屋など、家族のライフスタイルに合わせた工夫が随所に施されています。

 

事例②:モノトーンキッチンがある上質なガレージハウス

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「モノトーンキッチンがある上質なガレージハウス」は、紺色のサイディング外壁が印象的で、角度によって見え方が異なるのが特徴です。

インナーガレージ

車2台をゆったりと停められるインナーガレージは、趣味の空間としても活用され、友人と過ごす時間や趣味を楽しめる場となっています。

LDK

モノトーンで統一されたキッチンとダイニングは距離が近くなるように配置し、家事効率を高めています。

寝室

2階の各部屋には異なるアクセントクロスを施し、個性豊かな空間を演出。
主寝室は黒を基調にすることで、リラックスできる空間に仕上げています。

 

まとめ:免震と耐震・制震の違いを理解しよう

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地震対策には、免震・耐震・制震の3つがあり、それぞれ特徴や適用すべき状況が異なります。
免震は揺れを建物に伝えづらい構造のため、揺れを軽減できる効果が高いものの、設置や維持にコストがかかります。

建物自体を強化して地震に耐える構造を作る耐震は、コストを抑えて工期を短くできますが、揺れが直接建物に伝わるので、家具の倒壊リスクが高いのが難点です。
制震はコストパフォーマンスに優れますが、装置の設置場所や地盤によっては十分に効果を発揮できない場合があります。

これらの違いを理解したうえで、最適な地震対策が何かを判断することが重要です。
アサヒグローバルホームでは、耐震と制震の2つを取り入れた住宅を提供しています。

当社が手掛ける住宅に興味がある方は、ぜひラインナップページをご覧ください。

なお、当社では10月から新たなキャンペーン「建て替え応援 南海トラフ地震に備える家づくり」を実施しています。
詳細は「地震に強いキャンペーン」ページをご確認ください。

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この記事の監修

青木 達也

青木 達也

役職執行役員 住宅工事部 部長

保有資格一級建築施工管理技士、木造建築士、住宅用太陽光発電施工士

京都国際建築技術専門学校 (現・京都建築大学校)を卒業。
2000年にアサヒグローバルホーム入社後、延べ700棟以上の現場を担当。

現在はアサヒグローバルホーム執行役員 住宅工事部部長として家づくりに携わる。

# 構造・工法