公開:2024.01.24 更新:2024.01.29
クッションフロアで後悔しないコツは?メリット・デメリットも解説
新築でマイホームを建てたり今の住まいをリフォームするにあたって、クッションフロアを導入しようか悩む人は多いです。
クッションフロアの採用は、人によって後悔するケースも珍しくなく、導入する目的を踏まえた慎重な検討が欠かせません。
この記事では、クッションフロアを導入した人にありがちな後悔の例とメリット・デメリットを詳しく解説しています。
クッションフロアを採用して後悔しないためのコツと実際の施工例も紹介しているので、理想の家づくりの参考にしてください。
目次
クッションフロアを採用してありがちな後悔の例
クッションフロアを採用した人にありがちな後悔の例としては、以下が挙げられます。
- 家具を置いた跡が残る
- 表面の凹凸に汚れが溜まりやすい
- 肌触りがイマイチでくつろげない
- 明るい色味にすると髪の毛などのゴミが目立つ
そもそも、「クッションフロア」という名前からもわかるように、柔らかさが特徴で、ベニヤ板やコンクリートなどの下地に貼り付けて使用します。
クッションフロアの特徴上やむを得ないところですが、重量のある家具や足の細い家具を置いた際に跡が残ることに後悔する人が多いようです。
また、採用するクッションフロアの表面処理にもよりますが、汚れが溜まりやすかったり肌触りがイマイチだったりすることも。
採用するデザイン・色味によっては、髪の毛やホコリなどのゴミが目立ってしまうため、クッションフロアにして後悔する人もいるようです。
クッションフロアのメリット・デメリット
クッションフロアを採用するメリットとデメリットを詳しく解説します。
それぞれの側面を踏まえたうえで、自宅に取り入れるか判断しましょう。
クッションフロアのメリット
クッションフロアのメリットは以下のとおりです。
- 耐水性に優れている
- 子どもが安全に過ごせる
- デザインが豊富
- フローリングに比べて安価
クッションフロアの素材は塩化ビニールを使用するのが一般的で、耐水性に優れています。加えて、材質が柔らかいことから、小さなお子さまがいる家庭では採用を検討する価値が特にあるでしょう。
何かをこぼした際に掃除しやすかったり、お子さまが転んだりしたときにも大きなケガにつながる可能性を軽減できます。
また、クッションフロアはデザインが豊富で、フローリング調はもちろん、タイルや大理石調などのさまざまなラインナップから自由に選べるのもメリットの1つです。
クッションフロアはホームセンターや通販サイトにも市販されており、フローリングに比べて安価に購入できます。導入しやすさの観点からもメリットがあると言えるでしょう。
クッションフロアのデメリット
クッションフロアにはデメリットもあります。
- 劣化しやすい
- 変色・変形しやすい
- 安っぽく見える場合がある
クッションフロアはフローリングよりも劣化しやすく、耐久性がそこまで高くない点はデメリットと言えるでしょう。汚れやすい場所に採用することも多く、こまめなメンテナンス・手入れが必要になるのもネックかもしれません。
クッションフロアは塩化ビニールで作られていることが大半のため熱に弱く、変色や変形しやすいのもデメリットの1つです。
クッションフロアの質感やデザイン次第ですが、フローリングよりも安っぽく見える場合がある点も押さえておきましょう。高級感のある空間に仕上げたい場合は、クッションフロアの採用は慎重に検討してください。
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【関連記事】注文住宅で後悔しないために!間取り・収納・設計など”6つ”の項目を紹介
クッションフロアを採用して後悔しないためのコツ
クッションフロアを採用して後悔しないためには、以下3つのコツを押さえておきましょう。
- フローリングとの違いを理解しておく
- 実物のサンプルで検討する
- 交換サイクルを短めに計画しておく
フローリングは床材として最も一般的で、木製なのでクッション性は低いものの耐久性が高く、質感や肌触りがよいものも多いです。採用する場所の目的や頻度に合わせた床材選びがポイントと言えます。
クッションフロアを採用する場合は、実物のサンプルを必ず確認しましょう。カタログ写真と実物の見栄えが異なることも多いうえに、サンプルのサイズによっても見栄えは変わります。
また、クッションフロアは張り替えを前提に、交換サイクルをあらかじめ計画しておくとよいでしょう。
気持ちよい状態で快適に過ごすためにも、メンテナンスのサイクルを計画しておくのは壁紙や外壁などにも共通して言えることです。
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クッションフロアを取り入れるのがおすすめなスペース3選
クッションフロアの採用が特におすすめなスペースは以下の3か所です。
- 水はねが多いスペース
- キッズスペース
- 趣味スペース
おすすめ①:水はねが多いスペース
クッションフロアの採用が最もおすすめなのが、水はねの多いスペースです。
- トイレ
- 洗面台
- キッチン
クッションフロアは耐水性があり、汚れを落としやすいので、水回りを中心に利用するとよいでしょう。
価格も比較的安価なので、汚れが目立ってきたらコストを抑えて交換することもできます。
長時間滞在してくつろぐエリアでもなく、デザイン性や肌触りなどを求めるケースもあまり想定されないので、掃除のしやすいクッションフロアの検討がおすすめです。
おすすめ②:キッズスペース
クッションフロアはキッズスペースにも向いています。
素材特有の柔らかさがあるので、衝撃吸収性のある床材で安心できるキッズスペースを用意できるでしょう。
もちろん、飲み物やご飯をこぼしてしまったときなども掃除しやすく、メンテナンス性に優れているのはこれまで解説してきたとおりです。
おすすめ③:趣味スペース
クッションフロアは、ヨガやダンス・筋トレなどで身体を動かすなどの趣味スペースにもおすすめです。
汗が床に落ちた場合にも掃除しやすく、クッション性の高さも役立つでしょう。
ただし、釣り道具やアウトドア用品・ロードバイクなど、外で使用した道具の整備やケアに関しては、クッションフロアを汚してしまう可能性があるため気をつけてください。
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クッションフロアを取り入れたおしゃれな施工実例3選
クッションフロアを取り入れた実際の施工事例を3つ紹介します。
- ニュアンスカラーがつくる素肌に心地よいお家
- 趣味をとことん楽しむ、会話がはずむ家
- 家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家
実例①:ニュアンスカラーがつくる素肌に心地よいお家
「ニュアンスカラーがつくる素肌に心地よいお家」のポイントは以下の2つです。
- ランドリールームとトイレでクッションフロアを採用
- ランドリールームとファミリークローゼットを横並びにして家事ラク動線を実現
こちらの家では、水回りの2箇所にクッションフロアを採用しました。
ランドリールームでは、グレーのコンクリート調のデザインを採用。トイレは壁紙と合わせて、柔らかな雰囲気をかもし出しています。
ランドリールームの横並びに設置したのは、5帖のファミリークローゼット。
洗濯物を畳むことなくハンガーに掛けて収納するスタイルにしたことで、家事時間をグンと減らすことに成功しました。
実例②:趣味をとことん楽しむ、会話がはずむ家
「趣味をとことん楽しむ、会話がはずむ家」のポイントは以下の2つです。
- 脱衣室兼ランドリールームとトイレでクッションフロアを採用
- 少し広めのランドリールームで夜の洗濯と室内干しも可能に
こちらの家では、脱衣室兼ランドリールームとトイレにグレーベースのクッションフロアを採用しました。
いずれも壁紙のくすみ系カラーとのバランスがよく、落ち着きのある空間に仕上がりました。
脱衣室兼ランドリールームは3帖と少し広めに設計。天井には下地を入れて、室内干しのバーを2本取り付けました。
夜に洗濯をして室内干しをしても翌朝には乾くため、とても重宝しているようです。
実例③:家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家
「家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家」のポイントは以下の2つです。
- トイレと脱衣室でクッションフロアを採用
- フローリング調のデザインを採用して室内全体のバランスのよさを実現
こちらの家では、トイレと脱衣室にフローリング調のデザイン性のあるクッションフロアを採用。
薪ストーブを取り入れ、どこかアメリカンな雰囲気と遊び心のあるデザイン性がちょうどよいバランスを演出しています。
折り上げ天井と化粧梁を採用し、空間の広がりも確保しています。
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まとめ:クッションフロアを取り入れて後悔しない家づくり
クッションフロアを採用した際によくある後悔をおさらいしましょう。
- 家具を置いた跡が残る
- 表面の凹凸に汚れが溜まりやすい
- 肌触りがイマイチでくつろげない
- 明るい色味にすると髪の毛などのゴミが目立つ
クッションフロアには、メリットもあればデメリットもあります。
メリット | デメリット |
・耐水性に優れている
・子どもが安全に過ごせる ・デザインが豊富 ・フローリングに比べて安価 |
・劣化しやすい
・変色・変形しやすい ・安っぽく見える場合がある |
それぞれ一長一短あるので、本記事で紹介した施工実例も参考に、使用するシーンを想定してクッションフロアの採用を検討しましょう。
アサヒグローバルホームでは、お客様の理想の住まいを叶えるお手伝いをしています。本記事で紹介した以外にも、以下の施工事例ページでさまざまな実例を掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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