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公開:2023.03.21   更新:2023.06.30

【第6弾】子育てママに聞いた!「ここに収納つけておけばよかった…」一番多い場所とは?

新築前やマンション購入前など、収納をどのようにすれば良いか気になる方も多いでしょう。

収納はライフスタイルや家族構成によって必要な量が変化するため、よく考えておかないと「収納が足りない」「ここに欲しかった」と後悔してしまう場合もあります。

また、むやみに大容量の収納スペースを設置しても、家事動線に合っていないと使いづらくストレスの原因になるので注意が必要です。

本記事では、子育てママのアンケート結果から分かった収納が必要な場所について解説します。
家事時短におすすめの間取りについても紹介するので、参考にしてください。

当社子育てママ20人へのアンケート結果より

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質問①:現在の収納量は?

「現在の収納量は?」と質問をしたところ、以下の結果となりました。

順位 項目 割合
1位 適正だと感じる 45%
2位 少し足りない 30%
3位 全然足りない 25%


ちょうど良いと感じる方が一定数いる中で、
「全然足りない」「少し足りない」と回答した方の合計は55%と半数以上いるという結果になりました。。

「少し多い」「多すぎる」と回答した方は0%で、ある程度収納量は考えていたものの暮らしていくうちに足りなくなったという方が多いと言えるでしょう。

当社子育てママ20人へのアンケート結果より

 

質問②:収納をどこに増やしたい?

「収納をどこに増やしたい?」と質問をしたところ、以下の結果となりました。

  • 洗面所
  • 玄関
  • リビング内
  • リビング近く
  • 寝室
  • キッチン
  • 子ども部屋
  • 自転車置き場や外部収納


家事をする場所や子どもが生活するスペースで収納不足を実感しているケースが多い
といえます。

それぞれの場所にどんなアイテムを収納するスペースが必要か詳しく確認していきましょう。

当社子育てママ20人へのアンケート結果より

 

洗面所

洗面所に収納したいアイテムは、以下の通りです。

  • ランドリー関係の収納
  • タオル類
  • 下着など衣類


洗面所は脱衣所・ランドリースペースとしても活用する場合があるため、
まず役割を決めてから該当する家事に必要なアイテムを収納するスペースを考えましょう。

ランドリースペースを兼ねる場合は、洗濯・干す・収納まで全て行える設計にするとスムーズです。

 

玄関

玄関に収納したいアイテムは、以下の通りです。

  • 子どもの部活用具
  • 屋外で使用するおもちゃ・イス
  • スポーツ用具


玄関には靴や傘だけではなく、屋外で利用するアイテムの収納スペース
が必要となります。

子ども用のおもちゃやスポーツ用具は屋外に放置しておくとサビがつきやすいので、なるべく室内に保管するのがおすすめです。

 

リビング内

リビング内に収納したいアイテムは、以下の通りです。

  • おもちゃ
  • ランドセル・教科書などの学校用具


おもちゃを収納するスペースは想定以上に必要になる可能性が高いので、大型のおもちゃなどを収納する場所も考えておきましょう。

また、おもちゃに対して思い入れが強いと10歳程度までキープすることもあるため、長期的にスペースが必要になる場合も考慮するのがおすすめです。

 

リビング近く

リビング近くに収納するのがおすすめのアイテムは、以下の通りです。

  • 衣類
  • 掃除機や洗濯グッズ
  • 書類などの小物


衣類を収納し、着替えもできるウォークインクローゼットをリビング横に設置しておくと、外出前に部屋の間を往復する必要がなく準備がスムーズになります。

また、毎日使用する掃除機や洗濯グッズを来客時など人目につかないように収納できれば、家事の動線も良くなるでしょう。

 

寝室

寝室に収納したいアイテムは、以下の通りです。

  • 布団
  • シーズンオフの衣類や小物


寝室には、
質量があり、頻繁に使用しないアイテムを収納するスペースが必要となります。

衣類の入れ替えは年に数回のため、出し入れのしやすさよりはスペースの確保が重要です。

 

キッチン

キッチンに収納したいアイテムは、以下の通りです。

  • 調味料
  • 常温保存の野菜や果物
  • 長期保存ができる食品


キッチンには、
冷蔵庫に入り切らない食品を保管するスペースが必要になります。

また、パントリーを設置することで常温の食品を省スペースに保管でき、買い物の頻度を減らせるのも魅力です。

 

子ども部屋

子ども部屋に収納したいアイテムは、以下の通りです。

  • おもちゃ
  • 思い出の品
  • 子ども服


子ども部屋は家全体の収納バランスを考え、おもちゃや衣類などを収納するスペース
が必要です。

リビング近くにスタディコーナーやファミリークローゼットを設置する場合は、子ども部屋を広く取りすぎると活用できなくなるため気をつけましょう。

【関連記事】子ども部屋のレイアウト例2選 | 子ども部屋の広さはどれぐらい?

 

自転車置き場や外部収納

外部収納に収納したいアイテムは、以下の通りです。

  • 自転車
  • ボールなど遊び道具
  • 清掃・洗車用具
  • スポーツ用具


玄関には収納できず、屋外で利用するアイテムを保管するスペース
が必要になります。

特に自転車はサイズが大きいため、家族人数分が置けるスペースを確保しておくと失敗しないでしょう。

 

質問③:バルコニーは必要?

「バルコニーは必要?」と質問をしたところ、以下の結果となりました。

順位 項目 割合
1位 必要だと思う 60%
2位 必要ではない 40%


半数以上の方が「必要だと思う」と感じており、必要性の高さ
が分かります。

バルコニーがあることで洗濯物や布団が干せるのはもちろん、ガーデニングやBBQなど息抜きに活用できるのも魅力です。

2階のバルコニーであればエアコンの室外機の設置場所にもなるので、メンテナンス時にも便利だといえます。

当社子育てママ20人へのアンケート結果より

 

質問④:庭のサイズの希望は?

「庭のサイズの希望は?」と質問をしたところ、以下の結果となりました。

順位 項目 割合
1位 小さくしたい 55%
2位 大きくしたい 40%
3位 必要ない 5%


「小さくしたい」「必要ない」と回答した方の合計は60%で、
手間や時間がかかることから半数以上が大きな庭は必要ないと感じています

一方で「大きくしたい」と回答した方も一定数いました。家族間で庭を利用する目的が共有できていれば活用できるでしょう。

当社子育てママ20人へのアンケート結果より

 

家事時短におすすめの間取り

ここからは、家事時短におすすめの間取りを3つ紹介します。

  1. 家具のようなキッチンとサンルームが魅力的な家
  2. 南欧風な外観を楽しみ、家事動線を考え抜いた家
  3. 楽に片付く、ウチとソト空間の繋がりを愉しむ家


ご自身のライフスタイルと照らし合わせながらチェックしてみましょう。

当社子育てママ20人へのアンケート結果より

 

事例①:家具のようなキッチンとサンルームが魅力的な家

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「家具のようなキッチンとサンルームが魅力的な家」では、3つのポイントを工夫しました。

  1. キッチンとダイニングテーブルを横並びに配置
  2. 洗面室に着替えをまとめて収納
  3. 屋根付きのサンルームを設置


それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

 

ポイント①:キッチンとダイニングテーブルを横並びに配置

キッチンとダイニングテーブルを横並びにしたことで、配膳から片付けまでの時間を短縮できる間取りになっています。

また、料理をしながらダイニングテーブルにいる家族と話せるため、コミュニケーションが深まるのも魅力です。

 

ポイント②:洗面室に着替えをまとめて収納

洗面室に着替えをまとめて収納しているため、忙しい朝でもスムーズに身支度ができます。

お風呂上がりにもすぐ着替えが可能で、部屋を移動するまでに身体が冷えたり水が飛んだりする心配もありません。

 

ポイント③:屋根付きのサンルームを設置

屋根付きのサンルームを設置したことで、雨や風など天候に左右されずいつでも洗濯物を干せるようになっています。

花粉や黄砂などが洗濯物に付着するのを避けられるのも嬉しいポイントです。

参考:家具のようなキッチンとサンルームが魅力的な家

 

事例②:南欧風な外観を楽しみ、家事動線を考え抜いた家

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「南欧風な外観を楽しみ、家事動線を考え抜いた家」では、3つのポイントを工夫しました。

  1. ランドリールーム兼洗面室の洗濯機横にはカウンターを配置
  2. 洗面室とサンルームの間にウォークインクローゼットを設置
  3. キッチン横にパントリーを導入


それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

 

ポイント①:ランドリールーム兼洗面室の洗濯機横にはカウンターを配置

ランドリールーム兼洗面室の洗濯機横にはカウンターを配置しました。ここでは、洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりできるのでとても便利です。

洗濯中など隙間時間で、カウンターでさまざまな作業に取り組めます。

 

ポイント②:洗面室とサンルームの間にウォークインクローゼットを設置

ランドリールームとサンルームの間にウォークインクローゼットを設置しているため、洗濯から収納までの家事を効率的に行えます。

洗面室からクローゼットが近いので、外出前の身支度がスムーズにできるのも魅力です。

 

ポイント③:キッチン横にパントリーを導入


パントリーがあるので食品をまとめて管理しやすく、すっきり見せることも可能です。

可動棚になっており、食品に限らずサイズの大きな調理器具なども収納できます。

参考:南欧風な外観を楽しみ、家事動線を考え抜いた家

 

事例③:楽に片付く、ウチとソト空間の繋がりを愉しむ家

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「楽に片付く、ウチとソト空間の繋がりを愉しむ家」では、2つのポイントを工夫しました。

  1. ランドリールーム横にファミリークローゼットを設置
  2. パントリーを導入


それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

 

ポイント①:ランドリールーム横にファミリークローゼットを設置


ランドリールーム横にクローゼットがあることで、乾燥機で干した衣類をすぐに収納可能です。

また、クローゼットはハンガーにかけたまま収納が可能なため、畳む手間を省けます

 

ポイント②:パントリーを導入

1.5帖のパントリーがあるので多くの食品を備蓄でき、緊急時や災害時などにも役立ちます。

まとめて管理が可能で、一目で足りない食品が分かったり賞味期限チェックが簡単にできたりするのも特徴です。

参考:楽に片付く、ウチとソト空間の繋がりを愉しむ家

 

まとめ

アンケート結果から、洗面所・リビング・キッチン・子ども部屋など家事や子どもに関連する場所で収納スペースが必要であることが分かりました。

現在の収納量に満足していない方が多いため、ライフスタイルや家族構成から収納スペースを検討することが重要です。

ランドリールームやキッチン周りの動線をまとめることで、家事を時短できる間取りを実現できるでしょう。

【関連記事】パントリーとは?メリット・デメリットや後悔しないための注意点を解説
【関連記事】ランドリールームの間取り実例を3つご紹介 | 失敗しやすい注意点を解説

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

#間取り #収納 #先輩たちの声