公開:2024.01.18
ベランダは本当にいらないの?メリット・デメリットと不要な人の特徴を解説
家の間取りを決める際に、「ベランダは本当にいらない?」と迷う方も多いでしょう。
近年では、建築コストを抑えたり、維持管理の手間を省いたりするためにベランダを設置しない家も珍しくありません。
ただし、ベランダを設置しないと洗濯物を干す場所がなくなるなどデメリットがあるので、事前に検討することが大切です。
そこでこの記事では、ベランダを設置するメリット・デメリットや設置して後悔した例について解説します。
不要な人の特徴やベランダを設置しない注文住宅の施工実例についても紹介するので、参考にしてください。
目次
ベランダはいらない?設置して後悔した例
ベランダを設置して後悔した例は、以下の通りです。
- 結局使用しない
- 2階まで洗濯物を持ち運ぶのが大変
- スペースが狭くて使いづらい
- 掃除やメンテナンスの手間がかかる
設計時にはベランダで「洗濯物を干そう」「子どもの遊ぶスペースとして活用したい」などと計画していたものの、結果的に部屋の中で完結したために利用しないケースがあります。
また、入居後に2階まで洗濯物を持ち運ぶのが大変になり、ベランダを使用しなくなる場合もあるでしょう。
建築コストを下げるためにベランダを狭くした結果、想定した量の洗濯物が干せず使い勝手が悪いと感じることも。
ベランダを頻繁に利用する方でも、掃除やメンテナンスの手間がかかることから後悔するケースがあるので注意が必要です。
ベランダを設置しない施工事例が気になる方は、施工事例ページをご覧ください。
ベランダを設置するメリット・デメリット
ベランダを設置するメリットとデメリットの両方を解説します。
メリットのみで判断すると後悔するリスクがあるので、デメリットも踏まえて検討しましょう。
ベランダを設置するメリット
ベランダを設置するメリットは、以下の通りです。
- 洗濯物や布団を外で干せる
- アウトドアを楽しめる
- ガーデニングができる
- 室外機を設置できる
洗濯物や布団を外で干せるので、乾燥機を利用する頻度が少なく、電気代をかけずに乾かせます。
スペースによってはアウトドアや子どもが遊ぶスペースとして利用できるため、家にいながら気軽に外の雰囲気を楽しめるのも魅力です。
ベランダには2階に設置するエアコンの室外機を置けるので、1階から長い配管を伸ばしたり、壁に取り付けたりする必要もありません。
ベランダを設置するデメリット
ベランダを設置するデメリットは、以下の通りです。
- 掃除やメンテナンスが必要になる
- 防犯上のリスクがある
- 建築コストがかかる
- 洗濯物を干すために移動する手間がある
ベランダには雨や風によってほこりなどが入りやすく、清潔に保つためには定期的に掃除する必要があります。
また、10〜15年ごとに防水塗装を実施しないと、雨漏りを引き起こすためメンテナンスも必須です。
ベランダ内部は外から見えにくく、空き巣などの隠れ場所となる危険性もあり、防犯対策が求められます。
ベランダを設置するには排水管や雨どいなどが必要になることから、建築コストがかかるのもネックです。
1階に洗濯機を配置した場合には、洗濯物を干すために階段を使ってベランダに移動する手間があり、不便に感じる可能性もあるでしょう。
ベランダ設置を含めて、家づくりを勉強したいという方は当社のオンライン家づくりをご覧ください。
ベランダがいらない人の3つの特徴
ベランダがいらない人の特徴は、以下の3つです。
- 室内干ししかしない人
- 庭の広さを確保できる人
- 採光や通風をとりづらい立地に住む人
ライフスタイルや立地条件などを踏まえながら、チェックしてみてください。
特徴①:室内干ししかしない人
室内干ししかしない人は、外に洗濯物を干す必要がないため、ベランダはいらないといえます。
また、以下のような希望を持つ場合にも、室内干しがおすすめです。
- 花粉や黄砂を避けたい
- 衣類の色落ちが心配
- 天候や時間帯に関係なく洗濯したい
- 洗濯物を他人に見られたくない
ただし、ランドリールームのスペースや洗濯乾燥機がないと室内干しするのに不便なので、間取りを決める際に注意してください。
ランドリールームがあれば、寒い中で洗濯物を干したり、外履きに履き替えたりする必要もなく、ストレスや手間を減らせるのも魅力です。
【関連記事】ランドリールームの間取り実例3選 | 失敗しやすい注意点を解説
特徴②:庭の広さを確保できる人
庭の広さを確保できる人は、洗濯物やアウトドアなどを庭で実施できるため、ベランダはいらない場合があります。
子どもの遊び場やガーデニングなども楽しめることから、ベランダがなくても困りません。
その他にも、庭のある家には以下のメリットがあります。
- 植物がある場合には四季を感じられる
- 日当たりや日差しが良好になる
- プライバシーを確保できる
広さにもよりますが、庭がある場合にはベランダを無理に設置する必要はないでしょう。
特徴③:採光や通風をとりづらい立地に住む人
狭小住宅や住宅密集地に住む人は、採光や通風をとりづらく、ベランダを設置しても有効活用できないケースがあります。
例えば、ベランダ部分が暗くなって洗濯物が乾きにくかったり、隣の家と距離が近く洗濯物を見られたりする可能性があるため注意が必要です。
採光や通風をとりづらい立地に住む人はベランダを設置するよりも、ランドリールームなどに部屋干しするほうが向いています。
後悔しないためには、立地条件や周囲の住宅状況を踏まえながら検討していくことが重要です。
ベランダがいらない人の特徴に当てはまる方は、ぜひ施工事例ページから具体的な施工事例を確認してください。
ベランダを設置しない注文住宅の施工実例3選
ベランダを設置しない注文住宅の施工実例として、以下の3つを紹介します。
- 猫と暮らす、スキップフロアがあるお家
- 心豊かな暮らしを愉しむアイデア満載の家
- 家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家
ベランダのない家を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
実例①:猫と暮らす、スキップフロアがあるお家
「猫と暮らす、スキップフロアがあるお家」では、以下の2点がポイントです。
- ランドリールームに部屋干しスペースを確保している
- 乾燥機を設置している
ランドリールームには部屋干しスペースが確保されているため、ベランダがなくても洗濯物を干す際にも困りません。
さらに、乾燥機を設置していることから、梅雨など乾きにくいシーズンでも安心です。
部屋干しスペースには収納もあるので、乾かした衣類をスムーズに片付けられます。
ランドリールームは白を基調としており、常に気持ちよく家事ができるのも特徴です。
実例②:心豊かな暮らしを愉しむアイデア満載の家
「心豊かな暮らしを愉しむアイデア満載の家」では、以下の2点がポイントです。
- スタイリッシュな外観を実現している
- 水回りを集約した間取りを採用している
ベランダのないキューブ型の外観は、スタイリッシュでデザイン性の高い印象を与えています。
また、ブラックで統一したことにより、落ち着いた雰囲気を感じられるのもポイントです。
キッチン・洗面室・浴室を集約した間取りなので、料理の合間に洗濯をするなど効率よく家事に取り組めます。
キッチンと洗面室・浴室の間にはウォークインクローゼットがあるため、スムーズに衣類を収納できるのも魅力です。
【関連記事】スタイリッシュでかっこいい家づくりのポイントとは?施工実例3選も紹介
実例③:家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家
「家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家」では、以下の2点がポイントです。
- 十分な庭のスペースを確保している
- 2階に室内干しスペースを設置している
広々とした面積の庭を確保しており、ベランダがなくてもBBQやアウトドアを満喫できます。
庭には遊具も配置しているので、遊ぶためにわざわざ公園に出かける必要がなく、子どもが気軽に身体を動かせるのも魅力です。
2階の吹き抜け部分を室内干しのスペースとして利用しており、暖気が集まる場所なので効率よく洗濯物を乾かせます。
その他の実例も気になる方は、ぜひ当社の施工事例ページをご確認ください。
まとめ:ベランダがいらないかどうかは慎重に判断しよう
ベランダの設置には、洗濯物や布団を外で干せたり、アウトドアを楽しめたりするメリットがありますが、掃除やメンテナンスが必要になるなどのデメリットもあります。
ベランダがいらない人の特徴をおさらいしましょう。
- 室内干ししかしない人
- 庭の広さを確保できる人
- 採光や通風をとりづらい立地に住む人
後悔しないためには、メリットはもちろん、デメリットも踏まえながらベランダがいらないかどうか判断することが大切です。
本記事を参考にしながら、ベランダの設置を検討してみましょう。
ベランダを設置しないで家を建てたいという方は、施工事例ページから具体的な事例をチェックしてみてください。
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