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公開:2023.08.24   更新:2023.08.29

制震ダンパーとは?効果や種類、導入するメリット・デメリットを解説

住宅外観

地震の揺れを吸収し、建物へのダメージを軽減する「制震ダンパー」。

日本のどこに住んでいても災害のリスクがあるため、地震に強い家づくりを考えて制震ダンパーの利用を検討している方も多いでしょう。

しかし、制震ダンパーについて正しく理解せずに導入した結果、「想像とは違った」と後悔する可能性もあるため注意が必要です。

そこで本記事では、制震ダンパーの定義・効果・種類について解説します。

導入するメリット・デメリットや価格なども紹介するので、検討している方はぜひ参考にしてください。

 

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制震ダンパーとは

LDK

制震ダンパーとは、素材の弾力性や抵抗力などを利用して地震の揺れを吸収する装置のことで、地震による建物へのダメージ軽減を目的に設置します。

制震ダンパーの役割を深く理解するためにも、耐震・免震との違いや得られる効果について確認しましょう。

【関連記事】地震に強い間取りの特徴2選!注意点などをわかりやすく解説

 

制震と耐震・免震の違い

制震と耐震・免震の違いを、特徴と費用面から以下の表にまとめました。

種類 特徴 費用
制震
  • 制震装置が揺れを吸収する
  • 地盤が弱いと導入が難しい
低コスト
耐震
  • 壁の筋かいなどで建物の強度を上げて揺れに耐える
  • 地震が繰り返されると強度が落ちる
低コスト
免震
  • 建物と地盤の間の免震装置が揺れを伝えにくくする
  • 縦揺れには効果を発揮しづらい
高コスト

 

装置を利用して揺れを吸収する「制震」、建物自体の強度を上げる「耐震」、地面と切り離して揺れを伝えづらくする「免震」の3種類には、構造的に大きな違いがあります。

また、費用面では耐震や制震構造の建物は比較的低コストで建てられますが、免震構造はコストが高く、メンテナンスや点検などの維持管理費も必要です。

理想の「地震に強い家」を実現するためにも、構造を理解した上で予算にあった構造を選びましょう。

 

制震ダンパーの導入で得られる効果

制震ダンパーの導入で得られる効果は、以下の通りです。

  • 建物内部への揺れを軽減できる
  • 建物へのダメージを抑制できる
  • 建物が倒壊するリスクを抑えられる

 

制震ダンパーにより揺れが抑えられることで、住む人の安全性が高まるのはもちろん、倒壊のリスクや耐久性の低下などを回避できます。

高層ビルやタワーマンションなど上の階における揺れの増幅も軽減できるため、高い建物にも効果的です。制震ダンパーを取り入れることで、住宅の種類に関わらず安心して暮らせるでしょう。

 

制震ダンパーの種類

リビング

制震ダンパーの種類は、「粘弾性型」「油圧(オイル)」「鋼材」の主に3つで、それぞれの特徴やメリット・デメリットは以下の通りです。

種類 特徴 メリット デメリット
粘弾性型ダンパー ゴム・アクリル・シリコンなどの素材の伸縮性で揺れを吸収する 費用を抑えられる 温度の影響を受ける可能性がある
油圧(オイル)ダンパー オイルが入った筒型の装置で、ピストンが移動する抵抗を利用して揺れを吸収する 小さな揺れから大きな揺れまで対応できる 複雑な構造のため定期的な点検が必要となる
鋼材ダンパー 金属が曲がるときに発生する力を使って揺れを吸収する 費用を抑えられる 小さな地震には効果を発揮しづらい

 

ダンパーの種類次第でコストも変化するため、費用がかかりすぎる場合は種類の変更も視野に入れましょう。

 

制震ダンパーを導入する3つのメリット

住宅外観

制震ダンパーを導入するメリットは、以下の3つです。

  1. 建物や構造体の耐久性が高まる
  2. 免震よりもコストを抑えられる
  3. 繰り返し発生する地震に強い

 

メリット①:建物や構造体の耐久性が高まる

制震ダンパーにより建物や基礎部分である構造体へ地震の揺れが伝わりにくくなるため、耐久性が高まります。

また、2階建てだけではなく、平屋や吹き抜け・高天井を採用した家などの場合でも揺れによるダメージを軽減できるのが魅力です。

ただし、制震ダンパーが本来の力を発揮するためには、ダンパーの種類に関わらずメーカーの指定している寿命とメンテナンスの周期を守る必要があります。

導入する場合は、メンテナンスの頻度や費用などを業者に確認しておきましょう。

 

メリット②:免震よりもコストを抑えられる

制震構造は免震構造の建物よりも4分の1程度の費用で済むため、コストを抑えながら地震対策ができます。

新築で制震構造を導入する場合の追加費用は1棟あたり50万円程度が相場ですが、免震構造の場合は1棟あたり200万〜300万円程度と高額です。

さらに、免震構造には定期的な点検・メンテナンスが必要となるため、制震構造以上に維持費用を必要とします。

免震構造の住宅を施工できる業者にも限りがあるので、近隣の業者に手配できない可能性もあるでしょう。

 

メリット③:繰り返し発生する地震に強い

LDK

制震ダンパーによって建物へのダメージを小さくとどめられるため、繰り返し発生する地震にも強い家づくりができます。

大地震の際には多くの余震が発生しますが、制震ダンパーを導入しておくことで被害軽減につながるでしょう。

また、制震ダンパーは台風や強風の揺れに対しても効果的なので、過去に台風や強風で被害を受けたエリアに住む人や、災害に強い家づくりを目指している方にぴったりです。

【関連記事】水害に強い家の特徴とは?水害が起こりやすい場所や水害対策も解説

 

制震ダンパーを導入する際のデメリット

家を建ててから後悔しないために、制震ダンパーを導入する際のデメリットも忘れずチェックしましょう。制震ダンパーのデメリットは、以下の通りです。

  • 地盤が弱いと効果を得られない
  • 揺れはダイレクトに感じる
  • 素材によっては温度の影響を受ける
  • 適切な製品や数が家ごとに異なる

 

制震ダンパーを利用したとしても地面と建物が接していることから、地盤自体が弱いと上手く効果を発揮できなかったり、揺れをダイレクトに感じたりします。

ゴムなどの粘弾性型ダンパーは温度の影響を受ける場合があり、劣化の可能性について業者に確認しておくと安心です。

必要な制震ダンパーの本数は構造や地盤によって違うので、費用が高額になるケースもあります。費用削減のために数を減らすと、効果を発揮できない可能性があるため注意しましょう。

 

「制震ダンパーは意味がない」が誤っている理由

住宅外観

制震ダンパーは地震の揺れによるダメージを軽減できる装置であり、「制震ダンパーは意味がない」という意見は誤っていると言えます。

厳密に言うと「制震ダンパーは意味がない」のではなく「制震ダンパーのみでは十分な効果を得られない」ということです。本来であれば制震ダンパーは耐震構造とセットで利用するのが一般的で、単体で利用するものではないことを念頭に置きましょう。

また地震に対する備えを万全にしたいのであれば、制震ダンパーは必要不可欠です。

規模の大きな地震では多くの余震が想定されるため、繰り返し起こる地震にも強い制震ダンパーを導入しておけば建物のダメージを減らせます。

地震の後も長く家に住み続けることを考慮すると、制震ダンパーの利用がおすすめです。

 

制震ダンパーの価格

室内

新築で制震ダンパーを導入する際の価格は、種類によって単価が異なるもののトータルで50万円程度が相場です。

ただし、設置するダンパーの数によって大きく左右されるため、事前の打ち合わせや見積り確認が重要となります。適切な設置場所・本数が確保できないと効果を得られないので、価格を抑えるために本数を減らす場合は注意しましょう。

設置後の維持費が気になる場合は、保証期間の長い製品を選んでください。100年以上の保証期間を設けている製品もありますが、高性能・高耐久な制震ダンパーは高額になる可能性もあるため、慎重に検討しましょう。

 

制震ダンパーは後付け可能か

室内

制震ダンパーの後付けは可能で、室内・室外のどちらからでも工事できるのが特徴です。

工事の流れとしては、壁を一部剥がして制震ダンパーの取り付けを行い、壁を元通りにします。

住宅が古い場合は制震ダンパーを設置しても本来の効果を発揮しない可能性もあるので、事前に耐震診断を受けてください。

後付けの費用は6〜8ヶ所に設置して100万円程度が相場ですが、建物の大きさで変動します。

自治体によっては耐震補強に対して補助金を出すケースもあるため、お住まいの地域で活用できる補助金があれば積極的に利用しましょう。

 

まとめ:制震ダンパーの必要性を理解して適切な地震対策を

室内装飾

制震ダンパーは素材の弾力性や抵抗力などを使って地震の揺れを吸収し、建物へのダメージを軽減できる装置です。

新築の場合は50万円程度、後付けの場合は100万円程度の費用がかかります。

制震ダンパーを活用することで建物や構造体の耐久性が向上し、繰り返し発生する地震への対策が可能です。

地盤が弱いと効果を得られないなどのデメリットもあるので、念頭に置いて家づくりを進めましょう。

本記事を参考にしながら、地震対策を検討してみてください。

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この記事の監修

青木 達也

青木 達也

役職執行役員 住宅工事部 部長

保有資格一級建築施工管理技士、木造建築士、住宅用太陽光発電施工士

京都国際建築技術専門学校 (現・京都建築大学校)を卒業。
2000年にアサヒグローバルホーム入社後、延べ700棟以上の現場を担当。

現在はアサヒグローバルホーム執行役員 住宅工事部部長として家づくりに携わる。

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