公開:2022.09.26 更新:2024.10.01
女性が一人暮らしするなら平屋がおすすめな理由4つ | 値段や間取りも紹介
ライフスタイルが多様化するなか、一人暮らしをしている女性にとって、どのような家に住むかで悩む人も多いのではないでしょうか。
「賃貸マンション・アパートに住み続けたら家賃がもったいないのでは」「駅チカのマンションを購入したほうが将来的にも便利なのではないか」などと考える人もいるでしょう。
そこでこの記事では、一人暮らしの女性が住宅を購入するなら、一戸建ての平屋がおすすめである理由について詳しく解説します。
平屋で一人暮らしをする際の注意点や防犯対策、おすすめの間取り例なども紹介するので、理想の住まい探しの参考にしてみてください。
目次
女性が一人暮らしするなら平屋がおすすめな4つの理由
女性の一人暮らしで平屋がおすすめな理由は、主に4つあります。
- あなたに合わせた生活動線
- 自由に暮らせる
- メンテナンスがしやすい
- 長期間住み続けられる
理由①:あなたに合わせた生活動線
女性の一人暮らしに平屋がおすすめな理由の1点目が、自由な間取りを設計しやすいことです。
分譲住宅や分譲マンションの場合、既に間取りが決まっていますが、注文住宅なら理想の間取りを手に入れられます。
自分のライフスタイルに合わせた、理想の内装や生活動線の実現が可能なのです。
特に、平屋は通風や採光などに関して快適な住環境を確保しながら、生活動線をコンパクトにまとめやすいのも特徴的。
二階建ての一軒家ではスペースを持て余してしまいますが、平屋であれば、ちょうどいい広さで自分にぴったりな生活空間を実現できるでしょう、
理由②:自由に暮らせる
平屋の家がおすすめである理由の2つ目が、近隣に気を遣うことなく自由に暮らせる点です。
女性の一人暮らしといえば、マンション住まいというイメージかもしれません。
集合住宅ならではの利便性や、防犯面でも安心しやすいためでしょう。
しかし、集合住宅だからこその不自由さがあるのは否めず、バルコニーの使い方や、騒音防止のため夜間に洗濯機を回すのを控えることもあります。
騒音が原因でご近所トラブルに発展する可能性もあるのは、集合住宅の大きな懸念点と言えるでしょう。
その点、一軒家である平屋ならその心配はありません。
地域で暮らすために一般的・社会的なルールやマナーは守らなければいけませんが、過度に気を遣う必要がなく、のびのびとした生活を楽しめます。
- 楽器演奏
- ペットとの生活
- 庭でのガーデニング
上記のような、集合住宅では難しかった趣味などに関しても自由に楽しめるのが、平屋の大きな魅力です。
理由③:メンテナンスがしやすい
平屋建てと二階建ての家を比べると、平屋のほうがメンテナンスの難易度が低いという点においてもおすすめです。
平屋の場合は足場を組む範囲が狭く、メンテナンス費用を節約できます。
また、平屋は二階建ての家に比べて重心が低くなるため、災害に強い家を実現可能です。
一戸建ての場合は経年劣化による定期的なメンテナンスは欠かせず、長期的なコストも考慮する必要があります。
その点を踏まえると、平屋のほうが経済的かつ安心して暮らせるでしょう。
理由④:長期間住み続けられる
平屋の一戸建てを所有することになれば、長期にわたって住み続けられるのもおすすめしたい理由の一つです。
賃貸マンション・アパートの場合は家賃を支払い続ける必要があり、生活コストが一定程度かかり続けます。
一方、平屋を購入して住宅ローンの返済が終われば、維持管理にコストがかかるものの、住む家がなくなるリスクはほぼないでしょう。
ただし、住む場所の変えやすさという点で賃貸のほうにメリットがあるため、住宅に対する優先順位を決めて比較検討してみてください。
平屋の家づくりのコツに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】かわいい平屋の家をつくる3つのコツと注意点・施工実例3選を解説
女性が平屋で一人暮らしをする際の3つの注意点
女性が平屋で一人暮らしをするにあたって、以下の3つには十分注意しましょう。
- 防犯面のリスク
- 建築コスト
- 採光と風通し
注意点①:防犯面のリスク
平屋に一人暮らしする際は、防犯面のリスクがつきものです。
生活空間がワンフロアで完結するため、一般的な防犯対策はもちろん、外部からの視線を遮る対策も欠かせません。
具体的な防犯対策は次の見出しで紹介します。
また、住宅の形に関して、コの字型やロの字型にすると、外部からは中の様子が見えにくくなります。
このタイプは家の中央部分に完全プライベートの中庭ができるため、ガーデニングや日光浴などを思う存分楽しめるというメリットも。
洗濯物を外干ししたい人にもおすすめなので、家の形にも着目してみてください。
注意点②:建築コスト
平屋建ての場合、二階建ての住宅に比べて建築コストが高くなる傾向にあります。
ワンフロアで居住スペースを確保するため、その分の基礎工事や各種建築工事が必要になり、坪単価で換算すると割高になることも。
また、一戸建ての建築には土地が欠かせません。
平屋の家を建てるには、同じ延べ床面積の二階建てを建てる場合に比べて、広い敷地面積が必要です。
家の広さを左右する建ぺい率は土地によって異なり、理想の間取りを実現したり一定程度の庭を確保したりするには、相応の費用がかかる可能性がある点には気をつけましょう。
注意点③:採光と風通し
平屋建ての家においては、周りの住宅環境によって採光の確保が難しかったり、風通しがうまくできなかったりする可能性もあります。
隣家との距離を一定程度取れない場合、大きな窓を設けるのはプライバシーの観点からも難しく、隣家によって日差しを遮られる可能性も高まるでしょう。
土地の形状によっては四方が住宅に囲まれてしまい、うまく風が通らないケースもあります。
二方向に窓を設けて風の通り道を作るのはもちろん、天窓や高窓を設けて採光性を高める工夫が重要です。
平屋で女性が一人暮らしをする際の防犯対策
平屋で女性が一人暮らしをするにあたって、取り得る防犯対策をまとめました。
- 旗竿地よりも道路に面した土地を選ぶ
- 大きな掃き出し窓はできる限り減らす(侵入が難しいタイプの窓にする)
- シャッターをつける
- 防犯カメラを設置する
- 人感センサーライトを設置する
- 家の周りは砂利にする
旗竿地とは名前のとおり、旗のような形をした土地のことで、四方が住宅に囲まれる特徴があります。
旗竿地は一般的な道路に面した土地よりも安価なことが多く、取得しやすい一方で、人目につきにくいことから防犯面では注意が必要です。
大きな掃き出し窓を設置するのであれば、割れにくさに特化した防犯ガラスを使用したり、シャッターをつけるのがおすすめ。
なお、災害時などで避難する際の経路が玄関以外になくなってしまうため、大きな掃き出し窓をゼロにするのは控えましょう。
プライバシーを守るために、植栽を増やしたり塀を高くしたりしがちですが、侵入盗などの被害を助長させる可能性もあるので、視界がある程度抜ける工夫やバランスも重要です。
平屋の家を建てる際にかかる費用
平屋を建てるのにどれくらいの費用がかかるかは依頼する工務店によって異なるうえ、建てる坪数によっても変化します。
アサヒグローバルホームで提供している「緑とくらす平屋」の場合、延べ床面積がおよそ67㎡(約20坪)、2LDKの間取りの平屋を税込約1,200万円で建築可能です。
金利0.5%で返済期間を30年とした場合、月々の返済額は約43,000円なので、賃貸マンション・アパートよりも安価ではないでしょうか。
なお、2LDKの間取りは3人家族でも暮らせる広さです。
工務店によっては建物の本体価格で2,000万円近くするケースもあるため、約1,200万円で20坪ほどの平屋を建てられるのはコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
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土地の広さはどれくらい必要なのか
建てる家の種類を問わず、一戸建ての場合は土地によって建てられる住宅の広さに制限がかけられています。
広さの制限は建ぺい率と呼ばれるもので、敷地面積に対する建築面積の割合を指す言葉です。
建ぺい率は土地によって異なりますが、30〜60%などの範囲で決められているのが一般的。
以下で、建築面積(延べ床面積)が20坪の平屋を建てる場合に必要な敷地面積を、建ぺい率ごとでまとめました。
建ぺい率 | 必要な敷地面積 |
30% | 66坪 |
40% | 50坪 |
50% | 40坪 |
60% | 33坪 |
建ぺい率が50%の場合で、延べ床面積20坪の平屋を建てる際には、土地の広さは最低でも40坪が必要になります。
平屋を建てる候補地がある場合は、自治体に建築制限を必ず確認しておきましょう。
平屋で一人暮らしをする女性におすすめな間取り3選
平屋で一人暮らしをする女性におすすめな間取りとしては、以下の3パターンが考えられます。
- LDK / 荷物を減らしてコストダウン
- 1LDK / 生活しやすく寝室を確保できる
- 2LDK / 空間に余裕をもたせられる
間取り①:LDK / 荷物を減らしてコストダウン
おすすめな間取りの一つ目が、リビングと寝室に仕切りがない、いわゆるワンルームの間取りです。
仕切りがないため風通しがよく、エアコン1台で空調管理ができるというメリットがあります。
ワンルームの間取りは建築費用のコストダウンが見込めるのも大きな特徴です。
荷物を減らしてミニマルな生活を実現し、空間に余裕を持たせることで、居住性や快適性も上げられるでしょう。
もう少し空間に余裕が欲しいと感じるのであれば、勾配天井にしたり窓を大きくしたりして、開放感をプラスするのがおすすめです。
間取り②:1LDK / 生活しやすく寝室を確保できる
平屋で一人暮らしをする際におすすめな間取りとして、1LDKが挙げられます。
1LDKはリビングと寝室を仕切った間取りで、女性の一人暮らしでは人気のタイプかもしれません。
寝室が完全なプライベート空間になるため、来客があったときにプライバシーを守りやすいのが大きな特徴です。
荷物が多めの女性でも、ウォークインクローゼットや屋根裏、ロフトなどのスペースがある間取りにすれば、すっきり片付いた空間を実現できるでしょう。
間取り③:2LDK / 空間に余裕をもたせられる
2LDKの間取りも、平屋の一人暮らしにおすすめです。
リビングと主寝室にプラスし、もうひと部屋の個室を設ける間取りです。
2LDKは家族構成によっては3人でも生活できるほどの広さがある構造なので、一人暮らしならかなりの余裕を感じられるでしょう。
荷物が多くても問題なく収納できるうえ、ゆとりのある空間で理想のインテリアを楽しめます。
また、動物と一緒に暮らすなら、ペット専用の部屋を作ることも可能です。
平屋をおしゃれにする方法や失敗しない間取りを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】平屋をおしゃれにするポイント5つ!失敗しない間取りや実例もご紹介
平屋の注文住宅の施工事例3選
ここでは、平屋の注文住宅の施工事例について、以下の3つを紹介します。
- 犬と暮らす、高級感溢れるホテルライクな平屋
- 母娘で営むリトミック・ピアノ教室
- 夫婦のセカンドライフを愉しむコンパクトな平屋
事例①:犬と暮らす、高級感溢れるホテルライクな平屋
こちらのお家は、モノトーンな配色でシックにまとめたホテルライクな内装とインテリアが特徴的。
愛犬とリビングで一緒に過ごすことが多いため、22.5帖の広さを確保しています。
キッチンは黒を基調とした重厚感のあるつくりで、折り下げ天井を採用して上質な雰囲気にまとめました。
間取りは2LDKで、縦長の土地を効率よく利用しています。
廊下を極力設けないつくりとなっており、「洗う・干す・しまう」の3つが一箇所で完結するランドリールームを採用。
トイレ・洗面・ランドリールーム・浴室を一直線にした家事ラク動線は、施主様も特に喜ばれています。
事例②:母娘で営むリトミック・ピアノ教室
こちらのお家は、ピアノ教室を開くために設計されています。
21.2帖の広さがあり、ピアノを2台置いても十分なスペースを確保しました。
間取りは1LDKで、ピアノ教室用の空間と、プライベートな居住空間を2つに分けたゾーニングとなっています。
南側に配置したリビングの窓からは、たくさんの光が降り注ぎます。
レッスン室とひと続きになっている待合室は、スライドドアを開けることでさらなる大空間を確保。
勾配天井により、視界がさらに抜ける工夫も取り入れました。
事例③:夫婦のセカンドライフを愉しむコンパクトな平屋
こちらのお家は、薪ストーブを取り入れた木の温もりあふれるインテリアが最大の特徴です。
間取りは2LDKで、キッチンの背後に2部屋を設けて、それぞれの部屋を行き来できるウォークスルークローゼットを採用しました。
南側に配置したウッドデッキへは、LDKと寝室のそれぞれからアクセスできます。
軒は長めに設計し、夏でも快適に過ごせる工夫を施しました。
アサヒグローバルホームで家づくりをした人の声
ここでは、当社で平屋の家づくりをしたお客様の声を紹介します。
家づくりへのこだわりを聞いているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:女性の一人暮らしは平屋も視野に入れてみよう
平屋での生活は、近隣トラブルを回避しやすく、趣味などを自由に満喫できたり、理想の間取りを実現しやすかったりするなど、さまざまなメリットがあります。
一方、防犯面での工夫は必須で、金額的にもネックになりやすい点には注意が必要です。
平屋の家づくりにかかる費用は工務店次第ですが、アサヒグローバルホームの「緑とくらす平屋」では、コストパフォーマンスの高い平屋の家を提供できます。
本記事で紹介した施工事例も踏まえて、理想の住まい探しの参考にしてみてください。
当社の平屋住宅に興味がある方は、ぜひ来場予約からお問い合わせください。
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