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公開:2023.07.27   更新:2023.07.28

おしゃれなウォークインクローゼット!失敗しないためのポイントを紹介

ウォークインクローゼット,洋服と椅子

「ウォークインクローゼット」は、人が歩き回れるサイズの収納のことを指します。

大容量の収納スペースに衣類から小物まで集約できるため、憧れる方も多いでしょう。

しかし、サイズや設置場所によっては「使いづらい」とストレスを感じるので、デメリットや注意点を把握しておくことが重要です。

そこでこの記事では、ウォークインクローゼットで失敗しないためのポイントを紹介します。

メリット・デメリットや施工事例についても解説するので、検討している方は参考にしてください。

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ウォークインクローゼットとは?

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットとは、人が中に入って歩けるスペースが確保されたクローゼットのことです。

1.5〜4畳のスペースに設置するのが一般的で、ハンガーパイプや棚に衣類や小物を収納できます。

ウォークインクローゼットの主なレイアウトは、以下の4種類です。

  1. コの字(左右と奥に収納)
  2. Iの字(片側のみに収納)
  3. llの字(両側に収納)
  4. L字(片側と奥に収納)


間取り図では「WIC」と記載されますが、ウォークスルークローゼットも同様にWICと書かれることがあるため注意しましょう。

ウォークスルークローゼットは生活動線や家事動線上に設置した通り抜け可能な収納のことで、ウォークインクローゼットとは異なります。

 

ウォークインクローゼットのメリット

ウォークインクローゼット,収納ケース

ウォークインクローゼットのメリットは、以下の3点です。

  1. 効率よく収納ができる
  2. 出かける際に準備が楽
  3. 衣替えが不要


メリットが多いと感じたら、ウォークインクローゼットを活用できるでしょう。

 

メリット①:効率よく収納ができる

ベットルーム

ハンガーパイプのあるウォークインクローゼットでは、ハンガーで干した衣類をそのまま掛ければ衣類を畳む必要がないため、効率よく収納できます。干した後の洗濯物を移動すれば収納できるので、時短につながるのが魅力です。

衣類はもちろんスーツケースやヒーターなどのサイズの大きなアイテムも置けるスペースがあり、一箇所に集約できます。

管理がしやすく、どこに置いたか迷うことがないため、ストレスなく生活できるでしょう。

【関連記事】もう悩まない!洗濯の時間が驚くほど減る完璧な間取りと仕組みづくり!

 

メリット②:出かける際に準備が楽

ミラーとハンガー

ウォークインクローゼットの中に、衣類や小物など外出に必要なアイテムを収納できるので、出かける際の準備が楽になります。

スペースによっては全身鏡を置いて着替えや身だしなみチェックまでできるため、服選びから一連の流れを完結できるのが特徴です。

また、リビングや寝室のような大きな窓がないので、人目を気にせず着替えられるでしょう。

 

メリット③:衣替えが不要

ウォークインクローゼット,テーブルと椅子

各シーズンで利用する衣類をまとめてウォークインクローゼットに収納できるため、衣替えが不要です。

衣替えに必要な時間や手間が省けて、時短につながります。

季節の変わり目や寒暖差の激しいときでも、気温に対応した衣類をすぐに取り出せるのも嬉しいポイントです。

一目で衣類の量や状態をチェックできるので年間を通して断捨離や整理がしやすく、シンプルに暮らせるでしょう。

 

ウォークインクローゼットのデメリット

ベットルーム

ウォークインクローゼットのデメリットは、以下の3点です。

  1. 適切なスペースを取らなくてはいけない
  2. 定期的な掃除が必要
  3. 整理をしないと物が溢れてしまう


暮らし始めてから後悔しないために、デメリットもチェックしましょう。

 

デメリット①:適切なスペースを取らなくてはいけない

収納前のウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットは最低でも1.5畳のスペースを必要とするので、隣接する部屋を広く取れないのがネックです。

「部屋をなるべく広くしたい」と考える場合には注意してください。

衣類や荷物が少ない方であればクローゼットでも十分なケースがあり、事前に検討することが重要です。

また、歩く範囲には荷物を置けないので、必ずデッドスペースが生まれることを前提に考えておきましょう。

【関連記事】部屋を広く見せる方法3選!家具の配置やレイアウト、配色を解説

 

デメリット②:定期的な掃除が必要

ウォークインクローゼットにかかる洋服

衣類から出る繊維くずやホコリがウォークインクローゼット内に溜まりやすいため、定期的な掃除を必要とするのもデメリットです。

棚を設置して床に荷物を置かない収納にしたり、キャスター付きの収納ボックスを利用したりすることで、掃除しやすい工夫をしましょう。

窓や換気扇がないケースが多く、カビ発生の原因となるため湿気対策も必要になります。

デメリット③:整理をしないと物が溢れてしまう

ウォークインクローゼット,シャツ

ウォークインクローゼットの収納量にも限界があるので、整理をしないと物が溢れてしまうのが難点です。

欲しいものが欲しいときに見つからず使い勝手が悪くなるため、定期的に整理整頓しましょう。

定位置を決めたり、収納量を常に7〜8割に抑えたりすることで、快適に利用できます。

 

ウォークインクローゼットで失敗しないためのポイント

ウォークインクローゼット,洋服,靴,鞄

ウォークインクローゼットで失敗しないためのポイントは、以下の3点です。

  1. 収納する位置や物を決めておく
  2. ライフスタイルに合わせた間取りにする
  3. 湿気対策や換気方法を考える


ポイントを押さえておけば、ウォークインクローゼットを最大限に活用できるでしょう。

 

ポイント①:収納する位置や物を決めておく

ウォークインクローゼット,たくさんの服

家族の人数や収納するアイテムから収納量をイメージして、ウォークインクローゼットを最適なサイズにしましょう。

クローゼットのサイズが大き過ぎても小さ過ぎてもストレスになるため、注意してください。

目安としては夫婦2人であれば2畳、夫婦と子どもが1〜2人であれば3畳、家族が4人以上であれば4畳のスペースが必要です。

また、定位置を決めておくとアイテムが混ざらないため、常にスムーズに取り出せます。

 

ポイント②:ライフスタイルに合わせた間取りにする

ウォークインクローゼット,階段

ライフスタイルと照らし合わせて、家族の生活動線に合った間取りにウォークインクローゼットを設置しましょう。

おすすめの設置場所は、以下の通りです。

  • 寝室
  • 洗面所やランドリールーム近く
  • 廊下


家族のプライベートな空間となるので、来客動線を踏まえて目につかない間取りに配置してください。

 

ポイント③:湿気対策や換気方法を考える

ウォークインクローゼット,収納ケース

窓がなく換気しづらい環境のため、ウォークインクローゼットの湿気対策や換気方法を考えましょう。

新築やリフォーム時に換気扇や窓を設置するのがおすすめですが、こまめに扉を開けたり除湿機を置いたりするのも効果的です。

また、調湿作用のある建材をウォークインクローゼットに取り入れると、適切な湿度に保てます。

 

おしゃれなウォークインクローゼットの施工事例

ベットルームと椅子

おしゃれなウォークインクローゼットの施工事例として、以下の3つを紹介します。

  1. インテリアを楽しみながら中庭を望む家
  2. シンプルさを追求した無駄のない家
  3. お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス


工夫したポイントについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

事例①:インテリアを楽しみながら中庭を望む家

ベットルームから続くウォークインクローゼット>>このお家の全ての写真を見る

「インテリアを楽しみながら中庭を望む家」では、以下の2点がポイントです。

  1. 寝室とつながる形でウォークインクローゼットを設置
  2. ハンガーパイプを2段配置


ウォークインクローゼットは寝室に隣接しており、身支度を寝室で完結できるため来客時にも便利だと言えます。

また、来客の目に触れない間取りなので、気兼ねなく収納できるのも特徴です。

ハンガーパイプを2段配置することにより、衣類をより多く保管できます。

上部に棚があることで床に置くボックスの数を減らせるため、楽に掃除できるのもメリットです。

 

事例②:シンプルさを追求した無駄のない家

ウォークインクローゼット入口

>>このお家の全ての写真を見る

「シンプルさを追求した無駄のない家」では、以下の3点がポイントです。

  1. 寝室横にウォークインクローゼットを配置
  2. コの字のレイアウトを採用
  3. 高さのある棚を上部に設置


ウォークインクローゼットを設置したことにより、寝室内にハンガーラックなどを置かずに済むためデザイン性が高まります。

身支度を寝室の中で完了でき、起床や就寝前後もスムーズです。

コの字のレイアウトを採用しているので、より多くの衣類を収納できます。

上部の棚には十分な高さがあり、小物などをたっぷり収納できるのもメリットです。

 

事例③:お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス

ウォークインクローゼットの中

>>このお家の全ての写真を見る

お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス」では、以下の2点がポイントです。

  1. 着替えスペースを併設した広いウォークスルークローゼットを設置
  2. グレイッシュで質感の良い壁紙クロスで洗練された空間を演出


アパレル業界で働いていた奥様のこだわりが詰まった素敵な空間。廊下と寝室から繋がる7.2帖の縦長のウォークスルークローゼットは、ゆったりと着替えることができる快適なスペースも用意しています。

アンティークの鏡や照明、そして服の掛け方に至るまで、細部にわたるこだわりが光り、まるで洗練されたショップのような雰囲気が漂っています。

 

まとめ:ウォークインクローゼットでおしゃれに収納

ベットルームとウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットとは、人が中で歩けるスペースが確保された収納のことです。

効率よく収納ができる・出かける際に準備が楽・衣替えが不要などのメリットがあり、家事の時短につながります。

一方で、スペースを確保したり、掃除・整理整頓をしたりする必要があるので、設置前によく検討しましょう。

収納量に合わせたサイズや動線を意識した間取り、湿気対策を考えておくと、ストレスなく利用できます。

本記事で紹介した事例を参考にしながら、ウォークインクローゼットを取り入れてみてください。

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ウォークインクローゼットを取り入れれば、おしゃれで利便性の高い家を実現できます。

ウォークインクローゼットのメリットは、以下の3つです。

 

メリット①:効率よく収納ができる

メリット②:出かける際に準備が楽

メリット③:衣替えが不要

 

アサヒグローバルホームでは、ウォークインクローゼットを取り入れた「毎日の家事時間1/2を叶える住まい」をご用意しています。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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